5日(日) 外は寒いよ

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昨日の寛さんの喧騒から解き放たれて(笑)、本日、日曜日の営業はとても静かに過ぎていきました。
 
・・・・いやホントはいろいろあったのだけれど・・・・・まぁよし。
 
 
寒くなると必ず聴きたくなるのがこれ。
 
ルイ・ジョーダンとエラ・フィッツジェラルドのデュエット盤。
 
これは、なんでもかんでもコンプリートで出したがる変態レーベル、ドイツの「BEAR FAMILY」から92年に出たルイ・ジョーダンの8枚組CD「LOIUS JORDAN ”LET THE GOOD TIMES ROLL~THE COMPLETE DECCA RECORDINGS 1938-1954」に入っていたおまけアナログ盤。
 
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なんでこれだけアナログなのかは全くもって意味不明。
 
発売当時はまだサラリーマンだったので、ボーナスが出た時に買った。15000円くらいだった気がする。
 
エラは説明不要のジャズ・ヴォーカルの大御所。
 
ルイ・ジョーダンとは日本の一般社会ではほとんど知名度がないが、第二次世界大戦後に大ヒットを飛ばしまくった黒人エンターテイメント音楽の超重要人物であります。
 
彼の音楽は「ジャンプ・ブルース」と呼ばれ、その後のシティ・ブルースやR&B、はたまたジャマイカのスカまでとんでもない影響力を与えたのです。
 
それまでのビッグ・バンド・スタイルのダイナミックさを、スモール・コンボで体現したことも大事。
 
聴いといて損はありません。とにかくダンサンブルで最高にいかしたエンターテイメント音楽です。
 
 
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後年の圧倒的な技巧で押しまくるのと違って、若かりしエラの歌声はとてもキュートで溌剌としている。
 
曲もカリプソ風なものも含め、ポップで最高に楽しい。
 
そんななか、寒い日に絶対聴くのが「BABY,IT’S COLD OUTSIDE」だ。
 
どんなに外が寒くても、この曲を聴くと「寒い日には寒いなりの飲み方がある。お客さんは来てくれるよな」って前向きな気分になる(笑)。
 
吾妻さんも「大好きだ」って言ってたなぁ。
 
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「ジャズ」という音楽が自己表現の手段ではなく、「ポピュラー音楽」として存在していた時代の音が好きだ。
 
ウッディ・アレンの「ラジオ・デイズ」は、なんてことない映画だけど、そういう時代へのノスタルジックさがプンプン匂ってきて、彼の作品の中で一番好きです。
 
今調べたら、この音源もしっかりCD化されてるみたい。
 
Ella Fitzgerald 「Jukebox Hits 1943-1953
 
です。アマゾンで購入できるので興味のある方は是非。