本日、今年最終日。
先ほど仕事から帰宅いたしました。嗚呼疲れた(涙)。
派遣先の年末年始の間「人が足らない」ということで、仕事を斡旋してもらった。なので休みは元旦だけ。
とはいえ、店やってた時は大晦日まで普通に働いてたんだから大したことないはずなんだが、慣れない肉体労働はなかなかに厳しいのであります。
でも、この歳になっていろんな職場を経験できるというのもなかなかないので(笑)。
世の中にはいろんな仕事がありますなぁ・・・・。
お金を頂くというのは大変なことです。
今日の仕事中に座骨神経痛の激しいやつが再発し、やっとの思いで帰路に着く。
さすがに蕎麦など茹でる気力もなく、何処かで蕎麦食べて帰ろうと思い立つ。
行田の未だ行けてない友人の義理の弟がやっている店にしようか、と思ったが結構有名店なので入れなかったら嫌だなぁ、と断念。
日々安定した閑古鳥具合の(失礼:笑)吹上駅前で同級生家族がやっている昔からの店「たけや」にて狸蕎麦をすすって今年の納めとしました。
光っちゃんに挨拶して店内に入るとまさかの満席状態。
まぁ一年で一番の稼ぎ時だからな、当たり前か。
光っちゃん、忙しそうに出前に繰り出していきました。
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蕎麦と言えば狸なのであります。
狸蕎麦がたまらなく好き。
なんでだろ?
俺は山之内獏か?
沖縄の詩人、山之内獏さんの作品に「たぬき」というのがある。
最初読んだ時、笑っちゃいました。
でも狸蕎麦への愛情をここまで表してくれているものもそうはない。
というかこれしかないだろう、おそらく。
山之内獏トリビュート盤「獏」で鈴木の常さんが在籍していた「つれれこ社中」がこの詩に歌をつけて演奏している。最高です。
ということで今年も暮れる。
あっという間感は50年の人生の中でも一番だったかもな。
「労働」という避けては通れないものについてとにかく考え続けた日々でした。
超ワーカホリックな私の欲求を満たすべく、動き続けますよ。
今年も皆様方にはお世話になりました。
よいお年を。
たぬき 山之内獏
てんぷらの揚滓それが
たぬきそばのたぬきに化け
たぬきに化けたとしても
たぬきは馬鹿に出来ないのだ
たぬきそばのたぬきのおかげで
てんぷらそばの味にかよい
たぬきうどんはたぬきのおかげで
てんぷらうどんの味にかよい
たぬきのその値がまたたぬきのおかげで
てんぷらよりも安あがりなのだ
ところがとぼけたそば屋じゃないか
たぬきはお生憎さま
やってないんですなのに
てんぷらでしたらございますなのだ
それでぼくはいつも
すぐそこの青い暖簾を素通りして
もう一つ先の
白い暖簾をくぐるのだ
