近況報告４７ 初夏の仕込み

いつものお気に入りのコーヒー豆を買いに

吹上は小谷にあるギャラリー＆カフェ「紫苑」へ行く途中の荒川土手からの風景です。

子供の頃からこれは変わらない。

東京から電車で１時間にこの風景があります。


なんかもやもやしてると、昔からこの土手に来てぼーっとしてたり、


高校の時は誰もいないここで歌を歌ったりギター弾きまくったりしてました。

ヤンキーに絡まれることもよくあったけど（笑）。


僕の原風景。

これがまだ残ってるからここに戻ってきたのかもしれない。

原風景が残ってるというのは大事なことだなぁって。


だけど、そこからクリエイティブなものは生まれないかも、ね（笑）。



最近また異常に聴いてる松本隆さんの作品の原点は


はっぴいえんどからずっとだけど


子供の頃にあった自分が生まれ住んだ街、東京は青山の原風景をもう一度探して、言語化するっていうことだから。



ずっと昔からそこにある人間は、そんな面倒臭いことしなくてもすぐに戻れるからね（笑）。


でも一番長く僕が住んだ街、吉祥寺は青山並みに変化している。


良い悪いは別として


少なくとも自分の思い描いてたものとは違ってきている。

そこに「留まって」街の推移と共に自分の居場所を求めるのも一つの方法だし


僕は吉祥寺を離れたことによって


あの街の何が良くって


何故２５年にも渡って居続けたんだろうか？

とか



何故いったん離れなくちゃいけなかったんだろうな？


とか



この広大な昔から変わらない関東平野の景色をぼ～っと眺めながら


いろいろ考えてる次第です。

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さて

初夏と言えば忙しいのです。


いろいろ仕込まなきゃいけないものがあるので。



第一弾は実山椒。

あんまし関東では出回らないもので、


たまに直販所で見かけたら買って漬けてたんですが



今回は和歌山から５００g取り寄せました。



初めて小枝からもぎ取る作業から始めたんですけど、とにかく大変で



２時間以上かかりました。

やりがいはあるけどね（笑）。


これを塩茹でして、あく抜きしてから冷凍して


醤油漬けにしたり佃煮にしたりします。

１年を通した大事な作業。


このあとはらっきょ、梅干しと続きます。



こういう季節に則した生活がずっとしたかったんです。


なんか陳腐な言い方だけど


「生活してる」なぁって


今は感じてるので、この生活を手放したくないですねぇ・・・・。


この先、どう選択するかわかんないけど



今はこれを基盤に


これからの人生の振り方を考えていきたいって


そう思ってます。







またご報告いたしますー