11日(火) ROULER SA BOSSE

イメージ 1
 
外は寒い。そしてあまりの冷えに客足も寒い(笑)。
 
飲食業は「待ち」の商売だ。来ないもんはしょうがないのです。だからそんな状況を楽しむようにしてます!
 
気の知れた何人かのお客さんしかいない冬の夜にハマるのがこの一枚。
 
カナダのシンガー・ソング・ライター、ブルース・コバーン74年5枚目のアルバム「SALT,SUN and TIME」です。カナダTRUE NORTHのオリジナル盤。
 
初期、特に75年の「IN THE FALLIN DARK」までのブルースさんのアルバムはどれも素晴らしい。
 
カナダのアーティスト特有の透明感溢れたアコースティック・サウンドが満喫できます。
 
風景で言えば、雪がしんしんと降り積もった針葉樹林な感じ。どこまでも静かに、静かに世界が展開します。
 
特筆すべきはアコースティック・ギターのフィンガー・ピッキングの素晴らしさ。1枚目はミシシッピジョン・ハートの影響が強いですが、どんどんオリジナルなスタイルに移行していきます。
 
一時期流行った「ウインダム・ヒル」レコードのウイリアム・アッカーマンにも共通するテイストがある。
 
アコースティック・ギター・インストルメンツ世界でも彼のスタイルは非常に大きな評価を受けております。日本のフィンガー・ピッキング・ギターの第一人者、中川イサトさんも「大好きやで~!」って言ってました。
 
A面最後のインスト曲「ROULER SA BOSSE」の美しさは格別。途中からジワ~と挿入されるクラリネットは、その音色が好きな方なら絶対に聴いてもらいたい一曲です。
 
そういえば、前にAチャンからこの曲の譜面をもらったなぁ・・・・・。彼はイサトさんのギター教室に通っていて、その時の課題曲だったそうだ。
 
いつかコピーしよう!って思って、はや何年も経ちます(笑)。Aちゃん、悪いね、せっかく持ってきていただいたのに。
 
最近ラグ・タイムとかスリー・フィンガーの練習を再開したので、今年こそはものにしますぜ!!
 
***************:
 
ブルースさんはその後、社会派の要素を強めていき、80年代はメッセージ・ソングをパンク~ニューウエイブの曲調で演奏するようになった。マジメな人なのであります。
 
さて、このアルバムのジャケット、なんか不思議なイラストでしょ?
 
なんだか解りますかい?
 
答えは、見開きジャケットの中に隠されております。
 
こういうこと・・・・・・・。
 
イメージ 2