
昨日は西荻で飲み屋をやっているH子女史との音楽の話がまた面白かった。
彼女はニューヨーク・パンクやキャプテン・ビーフハートやらフランク・ザッパなどから多大なる影響を受けているのだが、
実は、この辺の音楽をぼくは全く聴いたことがないのです。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかパティ・スミスとか全然知らない。
それからグラム・ロックも。
デビッド・ボウイとか一枚も持ってないし。
あ、プログレも知らない。
キング・クリムゾンの有名な「クリムゾンの宮殿」とか、45年間の人生で一度も聴く機会がなくここまできました(笑)。
でも生きていけます。
結論としては
「ロック」とひとくくりにするのがもはや無理なのだ、と。
ジャズでもスウィングやフリージャズ、モダン・ジャズとそれぞれ住み分けができているじゃないか、と。
現在進行形のロックにも全然興味がないし。
まぁ、好きなものを好きなように聴くのでいいのですな。
そんな全く音楽の趣味が違うH子女史ですが、
15年以上、一緒に飲ませていただいております。
音楽は関係ないのですなぁ・・・・・・。
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ということで本日の一枚はこれ。
1970年に発売された「HOT TUNA」のライブアルバム「RECORDED LIVE AT THE NEW ORLEANS HOUSE,BERKELEY」です。RCAのオリジナル盤。日本盤をずっと聴き続けていてオリジナルが欲しかったのだが、久しぶりに行った吉祥寺のディスク・ユニオンにあったのでゲット。1400円。
ホット・ツナはジェファーソン・エアプレインのメンバー、ヨーマ・カウコネン(G)、ジャック・キャサディ(B)にハモニカのウィル・スカーレットを加えた3人組のアコースティック・ブルーズ・バンドです。
ヨーマさんのフィンガー・ピッキングがとにかく素晴らしい。もう20年くらいの愛聴盤です。
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でまた、僕の中にないのが西海岸のサイケデリック・ロックというもので(笑)。
ジェファーソン・エアプレインのレコードは一枚も持ってません。
グレイトフル・デッドもエレクトリック・セットは全然理解できない・・・・・。
でもジェリー・ガルシアがアコースティックで唄うトラディショナル・ソングは大好きなのですよ。
「なんでですか!!!???」
とよく訊かれるのですが、
もはや答えるのが面倒くさいので
「俺、多分ロック嫌いなんだよ。フォークがすき」
ということにしています(笑)。
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僕とジェファーソンの数少ない接点はこのアルバムと
ベスト・ヒットUSAでよく聴いたオリジナルメンバーのマーティン・バリンのヒット曲「ハート悲しく」
それとデビッド・クロスビーのファースト・ソロ・アルバム。
めちゃ、サイケ(笑)。
なのでたまにしか聴かない。
でもたまに聴きたくなる・・・・・
どれくらいサイケかというと、
裏ジャケのデビッドさんの顔が物語っていると思います。
バーズでデビューした時にはあんなに可愛かったのに
すっかりジャンキーに成り果てたお顔・・・・・・

あ~あ・・・・・・
でしょ?(笑)