26日(日) POP POP

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営業中にはレコードやらCDやらを絶対かけなければいけないのが僕の仕事だ。
 
これ、結構キツイときもある。普段音をかけられない人からしたら「なんて贅沢な悩みだ!」って怒られそうだけど。
 
でも、「無音」が心地イイ時もあるのだ。そうでないと音に集中できなくなる。
 
だから僕が終業後に飲んでるときは、まったく「音なし」の時が多いのです。一回耳と頭をリセットしないと。
 
テレビもつけない。レコードもかけない。ただただ呑む。これが至福の時(笑)。
 
そんなこと言いながらも、たとえお客さんがいなくても営業時間中は音を出し続けていなければならない。
 
そうすると必然的に決まったものがターンテーブルに乗ることになる。いや間違い。そんな時はたいていCDです。
 
ホント決まってかけるものがある。
 
大体こんなところかな?
 
ネヴィル・ブラザーズのライブ、ガル・コスタのライブ、ハース・マルティネスのライブ・・・・・全部ライブ盤だな、考えてみたら。多分この辺は年に100回以上聴いているヘビー・ローテーションです。
 
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そんな中の一枚がこれ。
 
僕の歌姫、リッキー・リー・ジョーンズの91年に発売されたカバー・アルバム「POP POP」です。
 
昔はなんかとっちらかったレコードだなぁ、とあんまり聴かなかったのだが、ここ10年くらいはホントによくかけている気がする。
 
ジャズ好きの彼女が、その辺の曲をシンプルなアコースティック・サウンドで唄い紡ぐ小品集。
 
でもいきなりジミヘンの曲をカバーしていたりするのでありますが(UP FROM THE SKIES)。
 
ロベン・フォードが弾くガット・ギターがアクセント。
 
こう、な~んにも考えない時に店内に響いているのには最高の一枚。
 
考えてみたらそんな聴き方しかこのレコードではしていないので、カバーされた曲たちがどんな背景を持つのか、考えた事がなかった。「BYE BYE BLACKBIRD」くらいだな。ジミヘンの曲も、さっきクレジットを見て驚いた次第です・・・。
 
これだけ聴いているのだから、もっとこのアルバムに向き合わなければ、ね。
 
年明けの暇なときに、ここに入っている曲のオリジナル探しをマジメにしようと誓った年の瀬であります!!!
 
このアルバムの続編みたいな2000年リリースの「IT'S LIKE THIS」も最高です。興味がありましたら是非とも。。。