20日(月) THANK YOU

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この日は朝からボニーさん気分だったので、久しぶりにファースト・アルバムを取り出して堪能しました。
 
71年ワーナーからリリースされた、我がボニー・レイットのデビューアルバムがこれ。
 
僕が持っているのはセンター・レーベルがパーム・ツリーの73年~4に出たセカンドプレス。
 
グリーンラベルのオリジナル盤を聴いてみたいものだが、なぜだか未だに出逢えていない・・・・・・。
 
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若干22歳で、この堂々たる風貌はなんでしょうか?(笑)。
 
もう堪りません!
 
一曲目からバッファロー・スプリングスフィールドの「BLUEBIRD」で全開です。そういえば、これがバッファローの曲だというのに気がつくのに随分時間がかかった気がする。そのくらい自分のものに消化してます。
 
お父さんはブロードウェイのスターで、昔は彼女も子役をやっていたらしい。そんな娘がブルーズの洗礼を受け、フレッド・マクダウェルから直々にスライド・ギターを伝授されるに至るとは、一体全体彼女の人生にどんなことがあったのかちょっと覗いてみたい気もする。
 
このアルバムもジュニア・ウェルズやACリードといったシカゴ・ブルーズの重鎮達が参加している。デビュー・アルバムは彼女の音楽的ルーツをはっきり示したものだ。全てはここから始まっている。
 
そんなファーストのなかで一番好きな曲は「THANK YOU」。その後の彼女のバラードスタイルが既に確立しているオリジナル曲。
 
自分から心が離れつつあるパートナーに「いままでありがとね」って気丈に言い切る歌詞だが、歌い方とメロディーラインから未練アリアリ(笑)。
 
「でも『アリガト』って言わなかったら、やってらんないでしょ?今日ぐらい強い自分で居させてよ。あたしだって辛いから酒飲んでのよ・・・・・」
 
って、場末の酒場でしんみり飲んでいる20歳そこそこのボニーさんを勝手に想像している(笑)。
 
酒飲みにはなんとも染みる曲だ。。。。