21日(火) 匕首マッキー

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酔っ払ってパソコンを開けながらついついクリックしていたんだろうな・・・・・。
 
まったく忘れていたCDが先日アマゾンから届いた(笑)。郵便受けを見てビックリ。
 
ボビー・ダーリンのアルバムBOXセットだ。
 
そうだ、「マック・ザ・ナイフ」を聴きたかったんだ!!
 
これ、実は5枚組み。
 
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オリジナルアルバムのうちの5枚を、アナログ盤に忠実に再現してリリースしたものです。
 
レーベルはアトランティック傘下のアトコ。
 
そうとなれば、こんなマニアックでアホな仕事をする輩はひとつしかない。
 
そう、僕が唯一アメ公の企業で就職したい会社「ライノ・レコード」であります。
 
この会社の再発&リマスタリングの作業には本当に恐れ入る。
 
古きよき音楽に最大限のリスペクトをもって、粛々とわが道をいくライノという存在は「アメ公でも良心的な人間はいるんだなぁ。なんでもステロタイプで物事を見ちゃいけないんだよな」ということを思い出させてくれるのだ。
 
で、5枚も入ってて値段は2000円を切るのだ・・・・・。
 
こうなったら声を大にして言いたい。
 
コンパクト・ディスク万歳!!!!!!!」
 
時代はCDなのだ(笑)。
 
ウソウソ。CDも使いようですな。使い分けか?
 
結局これ聴いてオリジナル7インチ盤を無茶苦茶欲しくなってますがね(笑)。
 
 
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ボビー・ダーリンはアメリカポピュラー音楽の大スター。
 
50年代後半にティーンズ・ロックン・ロール「スプラッシュ・スプラッシュ」というヒット曲を飛ばすが、その後フランク・シナトラよろしく、ジャズを中心としたポップ・スタンダードに傾倒していく。
 
そんなきっかけになったのが59年の大ヒット曲「マック・ザ・ナイフ」だ。
 
当時日本でも相当売れたらしく、当然日本盤も出ている。日本語タイトルは「匕首マッキー」。
 
匕首は「あいくち」って読みます。短刀のこと。
 
オリジナルはユダヤ系亡命ドイツ人のクルト・ワイル。ブレヒトの「三文オペラ」というミュージカルのために書き下ろした曲。
 
ジャズ・スタンダードとしてあまりにも多くの人が取り上げている曲だ。有名なのはエラ・フィッツジェラルドかね?
 
僕はこのボビーのヴァージョンが一番好き。
 
転調しながら徐々に盛り上がっていく爽快感と、チャキチャキ江戸っ子みたいな唄い回しがとにかく痛快であります。
 
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調べてみたらケヴィン・スペイシーという人が監督主演している「BEYOND THE SEA~夢見るように歌えば~」(2004年)というボビーさんの生涯を綴った映画があるそうだ。
 
あ、
 
しまった!!!
 
またアマゾンでクリックして注文確定してしまった・・・・・・。
 
まぁ、でも
 
中古でレンタル落ち168円だからいいよね(笑)。
 
これが自分への「クリスマス・プレゼント」ですな。
 
クリスマス・プレゼントが168円か・・・・・・
 
つくづく「安い人間だ」と思う今日この頃です。