最近の収穫レコード その2

最近買ったレコード その2。

ANN PEEBLES「IF THIS IS HEAVEN」。

 

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1977年HIオリジナル盤。

2450円也。

言わずと知れたメンフィス・ソウルの大名盤。

ハイのプロデューサー、ウイリー・ミッチェルの作る音は一貫している。

ハワード・グライムスが叩くドラム・サウンドは物凄くニアでデッドなマイクセッティングで

バスドラはアタック強めに下を捉えて

そこにリロイ・ホッジスのベースが同じトーンで控えめに絡んでくるのだが

そのずっしりとしたリズムに左右から

ホーンセクションとストリングスが華を添えて

はい。これぞメンフィスはHI SOUNDの優雅な音の完成です。

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1992年、93年と連続してニュー・オーリンズのジャズ・フェスに参戦した。26,7歳の時だ。

この時に観ることができたディープなソウル・シンガー達のステージは忘れることはできない思い出だ。

ボビー・ウォーマック、アル・グリーン、グラディス・ナイトetc・・・

客の8割、9割がたは真っ黒なオジチャン、オバチャン。

その中でステージがぶり突きでソウル・ショーを堪能した。

まさに僕にとっての「サマー・オブ・ソウル」かもしれないな(笑)。

演者もまだ50代とかだからバリバリなんだよね。

ノスタルジックではなくて、リアル・ソウル・ミュージックだったんだよ。

「ハイ・サウンド・レビュー」っていうステージがあって

オーティス・クレイと一緒にアン・ピーブルスが出演してた。

勿論バックはハワード・グライムス&ホッジス兄弟。

「I CAN'T STAND THE RAIN」の、あのミュートが利いたギターのイントロが響いた瞬間のお客さんたちの幸せそうな顔

その後は自分たちで勝手に唄い出すのだが(笑)

なんかああいう本場のソウル・ショーを体験できたのは本当に自分の財産だと思ってます。