最近買ったレコード その3。
LINDA RONSTADT「LIVING IN THE USA」
1978年、米アサイラム・オリジナル盤。
680円也。
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今日、昼間にオーディオ周りをセッティングし直したのだ。
インシュレーターをコルクにしてみたら結構いい。
リンダの声が伸びるのなんの。最高です。
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全編カバー曲で構成されるこのアルバム。
前から言ってるが、リンダにカバーされたらそれは全て名曲なのである。
このアルバムも全てが名曲。悪いわけない。
チャック・ベリーのBACK IN THE USAから始まり
ナット・キング・コールも歌ったWHEN I GROW TOO OLD TO DREAM
ドリス・トロイのJUST ONE LOOK
エルヴィス・コステロのALISON
JDサウザーはWHITE RHYTHM & BLUES
リトル・フィートALL THAT YOU DREAM
スモーキー・ロビンソンの必殺バラードOOH BABY BABY
ウォーレン・ジヴォンのMOHAMMED'S RADIO
エリック・カズBLOWING AWAY
ときて、最後はエルヴィス・プレスリーのLOVE ME TENDERだよ!!
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ベタだって??
そうだよ、ベタです。
でもね、ベタって実力ないとできないんだよ。
ジャケット見てくださいよ。
前の年、1977年には英国じゃパンク出てきてるんだよ。
嗚呼、それなのにそれなのに
スカジャン、ホットパンツ、ローラースケートだよ。
僕はここに米ウエスト・コーストの自虐とプライドを感じますけどね(笑)。どうよ?
同じ時に盟友イーグルスが「ホテル・カルフォルニア」で世の中を嘆くより
彼女の方がよっぽど覚悟が決まってた気がするんだけどね。
最後のLOVE ME TENDERは前年に亡くなったエルヴィスに捧げたんだろうな。
時代の変わり目に一番敏感だったのはリンダだったのかもしれない。
と、妄想は膨らむが(笑)
2022年に聴いてもいいアルバムです。
ぶれない彼女の唄があるからね。
そしてワディ・ワクテルのギターはここでもいい音を奏でております。