ROGER HAWKINS

アラバマ発のサザン・ソウルを語るうえでとても重要なドラマー、ロジャー・ホーキンスが亡くなったということで
 
ここ3日は彼が参加したレコードをたくさん聴いてる。
 

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写真上左から
 
ARETHA FRANKLIN「I NEVER LOVED A MAN,THE WAY I LOVE YOU」
 
 
やっぱり「RESPECT」ですなぁ。リズム・ギターとの間の取り方ががたまりません。
 
 
ARTHER CONLEY「SWEET SOUL MUSIC」
 
表題曲の疾走感たら!!
 
 
THE STAPLE SINGERS「CHRONICLE」(ベスト盤)
 
一番好きなのは「I’LL TAKE YOU THERE」かな。
 
レゲエ・インスト、ハリーJオールスターズの「THE LIQUIDATOR」のリメイクなんだけど、ワン・ドロップをソウルミュージックに落とし込んだ画期的な作品だと思う。
 
 
 
TRAFFIC「THE LOW SPARK OF HIGH HEELED BOYS」
 
ティーブ・ウインウッド兄貴がホーキンス=フッドのリズムセクションに惚れ込んでバンドに入れちゃったブルー・アイド・ソウルの名盤。
 
 
 
アメリカが誇るブルーアイドソウルの偉人がスワンパーズを迎えてマルスショールズで録った事実上のファーストアルバム。
 
とにかく聴きまくったレコード。
 
TOTOと組んだAOR時しか知らない方はもう絶対これ聴いてもらいたい。
 
これ聴くとAOR時期も、実はこの人ぶれてないんだってよくわかる。
 
 
 
 
PAUL SIMON「STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS」
 
 
この時期のポールさんのドラムはスティーブ・ガッドという印象が強いけど
 
表題曲と「MY LITTLE TOWN」はマスルショールズでホーキンス=フッドのセクションで録音してます。
 
 
 
CLARENCE CARTER「THE DINAMIC~」
 
 
まぁこれもよく聴くアルバムだが
 
もしかしたらこの時期だとバックはフェイム・ギャングかもしれない。
 
69年だからギリギリか。
 
僕の耳ではフリーマン・ブラウンとロジャー・ホーキンスの違いがはっきり識別できないので(8ビート以外は結構似てる)
 
 
もう一度、鈴木啓志著の名著「ゴースト・ミュージシャン」を読んで整理しなくちゃだなぁ。
 

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初めて本物のソウル・ミュージックを聴いたのは上京してすぐくらいだ。
 
アリーサやウィルソン・ピケットなんかを聴いて
 
「やっぱりブラック・ミュージックのグルーブは凄いや!!」
 
なんてのめり込んだものだが
 
まさかみんな白人だったとはねぇ。
 
知った時はもう驚いたのなんの。
 
まぁ、でもそこから聴き方(音楽の捉え方か)の認識がガラッと変わって
 
「色」じゃなくて「場所」とか
 
エルヴィス・プレスリーに対しても随分捉え方が変わった。
 
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最高のグルーブ・マスターの一人、ロジャー・ホーキンスさん。
 
この人の音に出会えて
 
確実に僕の人生は深くなりました。
 
これからも聴き続けます。