「食べると暮らしの健康の基本」 たなかれいこ著 ミルブックス 900円
日頃からなにかとお世話になっている「食のギャラリー612」主宰者たなかれいこさんの新刊です。
(食のギャラリー612のHPはこちら: http://www.612co.net/)
実はここ数日、この本のこと書こうと何度も文章を書き直していたのですが
なんでかっていうと、こういう食生活で僕は成り立っていて、どうしても伝えたいからなんですけど。
でも、今日改めて本を読みなおしたら、この本の序文が一番いい気がしてきました。
この本を伝えるのにはこれが一番だ、と。
ということで、れいこさんに無許可ですが(すみません・・・)序文をそのままタイピングいたします。
決して手抜きではありませんよー(笑)。考えに考え抜いてです。
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「はじめに」(食べると暮らしの健康の基本・たなかれいこ著より)
スタイリストをしていた私が「食」を仕事にするようになったのは30歳のとき。
その頃から旬の食べ物が一番美味しいという理由で、季節の食材だけを使い料理をしてきました。
夏には食材にさっと火を通し海塩をパッと、冬にはコトコト煮て味噌味で、といった季節に合った料理法です。
実は私、幼少期から高校時代まではとっても病弱で、病院通い、薬漬けの日々をおくっていました。
しかし、あるときから病院にいくのをやめ、季節のものを美味しく食べて、単純に気持ちがいいからちう理由からなるべく自然に寄り添い暮らしていくうちに、次第に風邪薬なども必要なくなり、気がつけば30年近く薬をとらない生活です。
健康のために特別なことをしたり、なにかをやめたり我慢したこともありません。
それに生活時間もかなり不規則なのですが、すっかり冷え症もなおり、手足もおなかもホカホカとあたたかくなりました。
私は今東京の仕事場を拠点にしながら、長野県蓼科にある畑に通い、楽しみながら自然耕で野菜を育てています。
それに加え、札幌でひとり暮らしをしている90歳の母の元に1ヶ月に一度訪れる生活をおくっています。あちこち飛び回るのはなかなか大変なのですが、還暦をすぎた今が一番健康で、幸せを感じています。
この本では私がこれまでに実践してきた食と暮らしのお話を中心に、案外しられていない心身の不調の大きな原因である冷えの改善策と、日々の生活の中でできる健康になるための簡単なコツを紹介しています。
全てを完璧にする必要はありません。ひとつでもいいので、これならできるということからはじめてみてください。体に様々なよい変化が生まれ健康でタフになるだけではなく、表情が豊かになり、お肌もきれいになっていきます。
ほんの小さな変化が、いい循環を生み出すのです。私の教室の生徒さんたちもできることからはじめて、元気になっています。
昨今、健康になるための知識や情報があふれていますが、全ての答えは自分の中にあります。
自身の体の声を聞いて、体が気持ちいいと感じることだけをしてください。
心地がよく幸せを感じられる、我慢しない暮らしのためのヒントとして、皆様のお役に立つことを願って。
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・・・という本なのです。
ではどんなことが書いてあるか、というと。
目次をタイピングいたします。
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「食べる」の基本
・はしりものには手を出さない
・体をあたためよう
・暑がりの人こそ冷えている
・カレーは真夏の食べ物
・コーヒーは午後から
・ビールの前に、まずはお湯
・ピュアな水で水分補給
・減塩ではなく適塩で
・本物の味噌と醤油で肌美人に
・バルサミコ酢、和食にも合うんです
・体にはいい油が必要
・朝のひと口めはおこめを
・お肌のために朝の果物をやめる
・朝ごはん抜きのすすめ
・梅で血液サラサラに
・本葛は体を整える万能薬
・牛乳からカルシウムはとれません
・白い砂糖は体を疲れさせます
・ハチミツは幸せの甘味
・安い食品には裏がある
・農薬の弊害
・生きた食べ物を食べよう
・薬は悪循環の元
・味覚を鍛えよう
・料理はガスの炎で
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こんな感じです。これに「暮らし」の基本が続きます。
僕も呑み屋稼業で不規則不摂生な生活ですが、なるべくこれを実践するようにしたら、二日酔いは皆無。
季節の変わり目に体調を崩すことはたまにありますが、葛湯であっという間に元に戻ります。
体を温める。お腹をすかして体に向き合う。季節にあったものを食す。化学的に合成されたものは摂らない。
基本的にはこれだけ。
こういうのが僕には合っていたのかもしれません。
体が快調・・・というか不調を感じない毎日が当たり前
これはありがたいことだと思ってます。
そんなに難しくありません。特にこの本はわかりやすく簡潔にまとめてくれてます。
ご興味があれば是非。
今日は寒いですが、葛湯で今もポカポカです。