2011.5.17 Vol.1 イノトモ
ライブ終了後、キセルの二人が合流してまた飲みすぎた・・・・・
いやはや、飲みたかったのだからしょうがない。
それくらい、いいライブになりました。
お越しいただいた皆様、演奏していただいた皆様に、本当に感謝しております!!
でも、みんなが帰ってから外に出て食べた焼きそばは余計だった。
胃もたれが酷かったのなんの・・・・・・
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多分、20年くらい前の「のろ」で毎晩起きていたことを自分なりにもう一度再現したいんだと思う。
そんなことを考えた。
音楽の側面から見る吉祥寺は、フォークもジャズも
多分、70年代が最高の時代だったのかもしれないけど
かろうじて僕は
その匂いを感じる空間で若いときを過ごすことができた。
人と人が繋がって
唄がまだ力を持っていると信じられるあの時間。
だから
僕はそれをこの街に残さなきゃいけないし、
そして次の世代に引き継がなくちゃいけない。
人と音と
酒とつまみと
会話がある空間を「共有」することが大事なんじゃないかな、って思う。
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だから最初のライブがイノトモで凄くよかった。
何年か前にもイノトモにここでライブをやってもらったことがある。
僕がそのとき思ったのは
激動の時代(ホントにそう思う)を唄で生き抜いてきた彼女の「強さ」だった。
だから
僕の中では今回の一発目のライブは彼女しか考えられなかった。
多分、渡さんがいたら、彼にお願いしたんだろうけど。
というか
多分勝手に、渡さんが自分で企画してたんだろうけど(笑)。
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本番前のリハーサルの時
僕がこんなことを彼女にふった。
「イノトモさぁ、渡さんのトリビュート・アルバムで「石」をカバーしてたんだね~ あれ、唄うの難しいよね・・・・」
「そう、難しいよ・・・・・・・・」
なぜ難しいか
そういうことを考えられる友人がいることが僕のなかでは凄く大事で。
渡さんから、山之内漠の詞について明確な答えを得たことは一度もなく
結構言及したのだが
のらりくらりとかわされっ放しだった。
でも
それが答えなんだと思う。
「自分なりに考えろ」
そういうことだ。
強い言葉というものは
そういうものなのだと思う。
ボブ・ディランの歌詞が明確な答えをもたない理由は
「そういうものが『唄』なのだ」ということをわかっていて発しているから。
それを前提に言葉の強さと響きの意味をわかっているから。
イノトモは一人称に「僕」という言葉をよく使うが
何故女性なのに「僕」なのか
そしてどうしてその境地に至ったのか
いつも飲んでるときに訊いてみたいと思っていたのだが
でもそれは野暮なことだ。
確実に言えるのは
彼女がその言葉をあの声で発した時
そこには「唄」が生まれているということ。
大事なのはそこだと思う。
あとは
自分で考えよう
それが一番大事(笑)。
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イノトモの曲で一番好きなのは「koi」というアルバム「夜明けの星」にはいっている曲です。
これは好みの問題(笑)。
多分現存するなかで世界最高峰の「ひこうき雲」だと思います!!
ユーミン本人の歌声より、
僕の中では一言一言が
イノトモヴァージョンのほうが染みてきます。
不思議なもんです・・・・・・
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上記写真でイノトモが弾いているエレ・ガットには
実は少なからず歴史がある。
これは僕のギターです(笑)。
タカシが弾いているマーティンは50年代の古いやつ。
凄くいい音を奏でます。
イノトモのバックでもベースを弾いている伊賀君が、一時期在籍していた「自転車」というバンドのカズから3万円で譲ってもらたのがこのヤイリのエレ・ガットです。
その後、僕はバンド活動を休止して弾かなくなったのでレヨナに貸し出ししてました。
その間、レヨナは重宝していたみたいで、
そして、このギターを持っていろいろ遊びに出かけていたみたいで、
その後、レヨナからこのギターを返却され
でもまだ音楽活動停止中の僕は
そのままその日に来たイノトモに貸し出しましたとさ(笑)。
と
このギターは渡り歩いてます。
この間のライブでは
僕が所有していた時よりもはるかにいい音でイノトモが爪弾いてくれました。
イノトモさん
これ
ずっと弾いていてくれていいですから
またここであのギターで君の声を聴かせてくださいねー!!
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最初、ライブのレビューをしようとおもったのだが
全然なってないよね(笑)。
でもこれからも継続してやっていきます!!!
なんか勇気をもらいました。
皆様ホントにありがとうございました!!!!