ギターを磨く3
最近週一しか休みがなく、なんとかやりくりして本日もギター磨きでございます。
1963年製グレッチのダブルアニバーサリー。
初期ストーンズでブライアン・ジョーンズが使ってたので有名(というか彼くらいか)。
トータルで5本グレッチを所有してたが唯一残ったブツです。
26,7歳の時に西荻窪のギターズマーケットで購入。24万円だったかな。
一目惚れです(笑)。
なんだかんだでもう28年も弾いてるのか・・・・。
ボディには無数のクラッキングが入りまくってしまった。木が鳴ってる証拠です。
ネックの裏も色剥げまくり。ほぼローポジションしか弾かないのでその辺の色落ちが激しい。
買ってすぐにビグスビー・アームを装着。
その後吉祥寺のエアガレージに50年代のデュアルモンドのピックアップが入荷したのでそれをフロントにつけた。
本当は両方取り替えたかったんだけど、お金がなくて断念(一発3万円だった)。
その結果、フロントとリアのオリジナル・ハイロートロンの出力差があまりにも違い過ぎてフロントしか使えないことに(涙)。
最近ネットでデュアルモンドのコピーで「フランケントーン」というやつを見つけて購入してみた。フロント&リアのセットで9000円也。安い。
しかしまぁいくら調べてみてもこのピックアップに関する国内サイトの評判が見当たらない。
海外のサイトではグレッチピックアップでの定番、TVジョーンズより高評価の人もいたので、勢い余ってポチッとしたのだが。まぁ、安いからねぇ。
さてさてどうなることやら。楽しみです。
ボディ裏のスモーキーな緑色も魅力。
実はハバナムーンの特徴的な壁の色は、この色に一番近いものを探して塗ったのでありました。
改造しまくってるので、当然高価では売れないでしょうね。
売る気はさらさらないけどね(笑)。一生手元に置いておきますよ、これは。
このギターのサウンドは福岡史朗氏の「ROAD STAR」という曲のバッキングリズムギターで聴けます。
卓ダイレクト・インでショートディレイかけてカーズとか女たちのストーンズみたいな音狙ってみた。
ご興味あればぜひ聴いてみてください。
映画鑑賞&衣裳展
ギターを磨く2
昔、「のろ」の常連でアコースティックギター好きな藤田さんという人がいて
なんか楽器屋さんを巡るのが好きらしく
いろんなギターを物色して購入してくるのだ。
で、私に持ってくる。「木下君、いる?」って(笑)。
ちなみに本人がギター弾いてるところは一度も見たことがないので、その腕前はまったくわからない。
藤田さんから購入したギターは2本。
いかにもヤマハの音だった。
ジャキジャキないい音なんだけど、昔からあのV字ネックが苦手で
キセル兄の元へ嫁いでいった。
2本目が未だにうちにあるこのギター。
嫁いできてから15,6年は経つだろうか?
カナダのシーガルというメーカー。S6+FOLKというタイプ。
定価は多分6,7万円だと思う。9000円で藤田さんから購入した。
カナダのメーカーは丁寧に作るところが多いのだが、シーガルもコストパフォーマンスが優れたギターとして評判が高い。
トップ板はシダー。そこに薄いラッカー塗装がされている。その塗装はあまりにも薄いので、ガチャガチャ弾いてるとあっという間に傷だらけになる(笑)。
その他、いろいろ考えられていてこの値段帯ではかなりバランスがとれていてよく鳴るギターであります。
が、しかし
何か足らないんだよねぇ。
何だろうと思ったら
「色気」でした。
そうなんですよ。ヴィンテージのマーチンやギブソンが持つ個体それぞれ弾きこまれた結果である「色」が欠けてるんだよな。あくまでも感覚なんだけど。
あとは見た目(笑)。
ボディはコンパクトかつなで肩で気に入ってるのだが
ヘッドはねぇ・・・。
音響工学的かつ弦の張力を考えてネックが変に反らないようになってるらしいが
どうにも味気ない。
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学生の時、クロサワ楽器のアコースティックサイドでバイトしてたので
かなりの数の良いギターを試奏することができた。
その時の感覚がずっと残ってるので、アコギを購入するときに妥協できなくて、結果としてとりあえず安いギター&そこそこ使えるもので今まで来てしまいました。
一番欲しいのは50年代のギブソンJ-50かなぁ。
ボブ・ディランが初期に使ってたやつ。
50年代のギブソンのネックが一番好き。かなり太めのネックが自分の手に一番フィットします。
でも、もはや高すぎて宝くじでも当たらないと手が出ないでしょうね(5,60万くらいか)。
今調べてみたら、今年ギブソンから50年代のJ-50モデルが発売されたみたいで。
値段は25万円くらい。
ちょっと弾いてみたい気もするけど、
新しいギターを購入するのならどうしてもエレキが優先してしまうのだなぁ。
アコギは一本、一生モノと出会えればそれでいい。
さてさて、その機会は今後果たして来るのか?
それともこの9000円のシーガルが僕の一生付き合っていくアコギになるのか?
そんなことを考えながら、毎日ポロッと鳴らしてます。
このギターへの愛着は
勿論あるんだけれど、ね(笑)。
ギターを磨く
朝起きて部屋に立てかけてあるギターをボケ~っと見てたら気がついた。
「なんか、ギター・・・・汚いなぁ・・・」
そう。ギターは「拭く」ことはあっても「磨いた」ことはなかったのである。
表面は触るとザラザラしてる(涙)。古いギターだから当たり前だと思ってたのだが、
これは汚れがこびりついているのだな、とネットで磨き方をいろいろ検索してたらわかってきた。
これは磨きましょうかね、と買い出し終了後早速スタート。
今日のブツは今持ってる中で一番お付き合いが長い1975年製のフェンダー・テレキャスター。
20歳頃にうちに来たからもう34年になる。
その間、一回も磨いてないのだから汚れまくってるのは当たり前か。
とりあえず、弦を外してピックガードを取ってみる。
こんなに色が違うのか(笑)。
ブリッジ近辺も埃だらけ。
ヘッドの汚れが一番酷い。何故だ?昔から思ってたのだが、ネックは日焼け具合が凄い。おそらくネックヘッドだけラッカー塗装なのかもしれない。
いつも使ってる(というかこれしか洗剤がうちにはない)「笑顔の力」で磨きまくる。
あっという間に布が真っ茶色に(笑)。
綿棒でほこりも全部取ってすっかり綺麗になりました。
古いギターもきれいにすると気持良いもんだ。
音もちょっとあか抜けた気がする(気のせいか)。
このテレキャスターは当時持っていた1962年製ギブソンのセミアコES-335と物々交換したのだった。
当時、ハンバッカーのピックアップがどうにも太すぎて使いこなせなかったのである。
ギターマニアの方からしたら「なんておバカな取引を!!」とお叱りを受けるでしょうな。
今、100万円出しても買えないもんね(涙)。
チェリーレッドが美しいギターだったなぁ・・・・
結局やっぱりセミアコがまた欲しくなって2年後にES-345を買うことになるのだが。
それも手元にない。
ライブではずっとセミアコばっかりだったのでこのテレキャスターが活躍することなく時間が経つのであるが、今となっては一番信頼できるギターであります。
どんな時でも一番好みの音で鳴ってくれます。
これは一生手元にあるでしょう。
大事に使っていきます。
居場所・吉祥寺4・・・シャボン玉感謝祭