6日(月) GIVE IT UP

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本日は王道気分。
 
いわずと知れたウッドストックはベアーズビル録音の名盤。永遠のスライド姉御、ボニー・レイット嬢の2ndアルバム。72年、ワーナーからのリリース。オリジナル盤のセンター・レーベルは緑一色のやつ。全体にコンプがかかったものすごくいい音です。
 
これも人生で何回聴いたかわからないアルバムだ。美しくからむジョン・ホールのギター、当時ボニーさんの伴侶だったフリーボのブットいベース、そして華麗に歌い上げる彼女の声と男勝りの完璧なスライド・ギター!!もうなんにもいうことがありません。ただただ聞き惚れるだけ。
 
こういう素晴らしいアルバムは一家に一枚ないといけないと本気で思う(笑)。聴いたことない方は是非ともCDでもいいから買ってください。
 
ボニー・レイットのデビューからの4枚は、どれも甲乙つけがたいくらい好きです。4枚目は彼女はギターを弾かず、唄に徹してますが、またそれも80年代以降のAOR路線の礎になっていてGOOD。そしてミッチェル・フルーム&チャド・ブレイクと関わってからの近年の作品もこの70年代の名作に劣らないくらいクオリティが高いです。
 
要はボニー・レイットが心底好きなんですね、僕は(笑)。
 
ブルーズやR&B、フォークをルーツに、白人ならではの広がりを見せる、こういうのが僕にとっての理想の「ロック」です。
 
ザ・バンドやボビー・チャールズのあの名盤も然り。
 
そして、ボニーさんは他人の曲を取り上げるのもとても上手です。
 
このアルバムではバーバラ・ジョージ、ジェイムズ・レイのR&Bヒットの他に、ジャクソン・ブラウンやエリック’ジャスティン’カズの作品も唄ってます。
 
リンダ・ロンシュタッドも新旧、有名無名関係なくいい曲をカバーします。ライ・クーダーやタジ・マハルはもう少しルーツよりの曲を。
 
こういうカバー曲のオリジナル・ヴァージョンを知ることで音楽の幅がどんどん広がっていきます。
 
ほんと、キリがない(笑)。