2011.10.12 バンバンバザール

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終演後、いつもの「打ち上げ」が始まって
 
というか、そのままみんな店に残って、めいめいが好き勝手に飲んでいるのだが
 
福島君がボソッとこんなことを言った。
 
「なんかさぁ、今日のライブは感慨深かったなぁ・・・・・」
 
 
 
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まさに吉祥寺の路上からそのキャリアをスタートさせた(本当は曼荼羅か?:笑)のがバンバンバザールである。
 
なぜ路上からとなったのか、そんな話をライブ中にも彼がいろいろ披露してくれて
 
僕も「そうだったなぁ・・・」なんて聞きながら
 
福島君が「そういえば、バンバンが吉祥寺駅前でやってるの観た事ある人いる?」
 
ってたずねたら、手を挙げたのは僕一人だったので、改めて月日が経ったのをしみじみとかみしめたり(笑)。
 
 
でも、福島君はあれからずっとバンバンバザールの面々と全国各地を唄い廻り、
 
そしてお客さんも、ず~っと彼らの唄を聴いてきた人達だけじゃなくて
 
新しいたくさんの若いお客さんも彼らの唄に共鳴している。
 
そんな凄い一体感が狭いこの店に広がっていた感じがした。
 
 
「継続は力なり」
 
 
ホント、そうだ。改めてそう思った。
 
 
「もうさぁ、自分で何曲作ったかわかんなくなったよ」
 
って言ってたけど
 
 
たくさん生み出された曲の中には
 
 
本人達が今歌いたいことが詰まっていることもあるし
 
当時はそう歌いたかったことだけど、今はちょっと「そうじゃないんだよね」っていうのもあるし
 
一回その曲をおいてみたら、今別の感じでやれるのもある。
 
曲ができた当時のことを急に思い出したりすることもあるだろうし、ね。
 
 
そして生み出された曲がみんなに届くと
 
今度はその曲に対するみんなのいろんな思いが注入される。
 
「あの曲、聴いてた時は俺あんな感じだったなぁ」とか
 
「この曲聴くと元気がでるんだよな」とか
 
「あぁ・・・あの曲好きだったあの娘、今頃なにしるのかな?」とかね(笑)。
 
 
唄を伝える側と、受け止める側があって
 
でもそこの垣根があっさり取り払われて、その場にいることに凄く充実感を覚える感じが素晴らしい「ライブ」だなぁって思う。まぁいろんな関係があるんだけれど。
 
 
この日のバンバンバザールはまさにそんな感じだった。
 
いろんなものを巻き込んで、ひとつのエネルギーの束に変えてしまう極上のエンターテイメント。
 
まさに芸達者。
 
 
黒チャンのブットいウクレレベースと福島君のいぶし銀のリズム・ギター(地味だけど、凄いのよ、あのギター。もっと評価してあげましょう:笑)がバンドをグルーブさせ
 
唄にあわせていろんな色を吹き付ける、富ヤンの変幻自在のウクレレサウンド
 
これぞ「ロック」です!!!
 
大きなエネルギーがそこにあったのよ。バンバンと、30名ちょっとのお客さんと、このうなぎの寝床のようなへんてこな店が
 
なんかグルーブしていたのでした。
 
 
 
 
「継続は力なり」
 
 
僕もこの吉祥寺で細々ながら16年も店をやっている。
 
改めてそんな言葉をかみしめました。
 
 
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当日の1曲目は「ニューオーリンズにて」だった。
 
 
そして店頭手売り用のCDは彼らが2002年にリリースした6枚目のアルバム「SUGE・BAN・BA!」をたくさん持ってきてくれた。
 
実はこのアルバムに入っている「ニューオーリンズにて」に
 
僕がアコーディオンで参加させてもらってます(笑)。
 
そんなとこ、気を遣ってくれなくてもいいのに・・・・・
 
いやはやちょっと、
 
いやかなり嬉しかったです。
 
 
福島君、黒チャン、富ヤン、運搬を手伝ってくれたローディー君、そして来てくれたお客さん達
 
本当にありがとうございます!!!
 
 
またよろしくねー!!!!
 
 
 
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Facebookに当日の写真をアップしてあります。
 
こちらから是非。