
僕の小学生時代~キャンディーズ解散をふり返ってみたい。
昭和47年:小学1年生
ちあきなおみ「喝采」、和田アキ子「あの鐘をならすのはあなた」、青い三角定規「太陽がくれた季節」、郷ひろみ「男の子女の子」、アグネス・チャン「ひなげしの花」、ガロ「学生街の喫茶店」、山本リンダ「どうにもとまらない」、ぴんからトリオ「女のみち」、平田隆夫とセルスターズ「はちのムサシは死んだのさ」
昭和48年:小学2年生
沢田研二「危険なふたり」、五木ひろし「夜空」、かぐや姫「神田川」、ペドロ&カプリシャス「ジョニィへの伝言」、あのねのね「赤とんぼ」、フィンガー5「個人授業」、チェリッシュ「てんとう虫のサンバ」、桜田淳子「私の青い鳥」
昭和49年:小学3年生
伊藤咲子「ひまわりの花」、山口百恵「ひと夏の経験」、梓みちよ「ふたりでお酒を」、小坂明子「あなた」、森進一「襟裳岬」、西城秀樹「激しい恋」「傷だらけのローラ」、中村雅俊「ふれあい」、さくらと一郎「昭和枯れすすき」、中条きよし「うそ」、フィンガー5「恋のダイヤル6700」
昭和50年:小学4年生
布施あきら「シクラメンのかおり」、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」「スモーキン・ブギ」 、沢田研二「時の過ぎ行くままに」、バンバン「イチゴ白書をもう一度」、野口五郎「私鉄沿線」、風「22歳の別れ」、郷ひろみ「誘われてフラメンコ」、子門まさと「およげ!たいやきくん」、岩崎宏美「ロマンス」、アリス「今はもうだれも」、かまやつひろし「我が良き友よ」、イルカ「なごり雪」、
キャンディーズ「年下の男の子」「ハートのエースが出てこない」
ドラマ「俺達の旅」
昭和51年:小学5年生
田中星児「ビューティフル・サンデー」、都はるみ「北の宿から」、荒井由実「あの日に帰りたい」、大田裕美「木綿のハンカチーフ」、川端啓史&斉藤こず恵「山口さんちのツトム君」、研ナオコ「あばよ」、内山田ひろしとクールファイブ「東京砂漠」、新沼謙治「嫁にこないか」、志村けん「東村山音頭」
ピンク・レディ「ペッパー警部」「S・O・S」
昭和52年:小学6年生
沢田研二「勝手にしやがれ」「憎みきれないろくでなし」、小林旭「昔の名前で出ています」、千昌夫「北国の春」、石川さゆり「津軽海峡・冬景色」、さだまさし「雨宿り」、山口百恵「イミテイション・ゴールド」「秋桜」、清水健太郎「失恋レストラン」、ハイ・ファイ・セット「フィーリング」、渡辺真知子「迷い道」、アリス「冬の稲妻」、原田真二「てぃーんず・ぶるーす」「キャンディ」、狩人「あずさ2号」、高田みずえ「硝子坂」、紙ふうせん「冬が来る前に」、ビューティー・ペア「かけめぐる青春」、河島英五「酒と涙と男と女」、森田公一とトップ・ギャラン「青春時代」、松崎しげる「愛のメモリー」
キャンディーズ「やさしい悪魔」「暑中お見舞い申し上げます」「アン・ドゥ・トロワ」「わな」
映画「ロッキー」、「幸福の黄色いハンカチ」
アニメ「ルパン3世」、「ヤッターマン」
昭和53年:中学1年生
甲斐バンド「HERO」、堀内孝雄「君の瞳は10000ボルト」、中島みゆき「わかれうた」、世良正則&ザ・ツイスト「宿無し」「銃爪」、サザン・オールスターズ「勝手にシンドバッド」、矢沢永吉「時間よとまれ」、山口百恵「プレイバックPt.2」「いい日旅立ち」、サーカス「ミスター・サマータイム」、庄野真代「飛んでイスタンブール」、中原理恵「東京ララバイ」、松山千春「季節の中で」、平尾昌晃&畑中葉子「カナダからの手紙」、ゴダイゴ「ガンダーラ」、八神純子「みずいろの雨」、郷ひろみ&樹木希林「林檎殺人事件」、沢田研二「サムライ」「ダーリング」「LOVE(抱きしめたい)」、榊原郁恵「夏のお嬢さん」、円広志「夢想花」、石野真子「狼なんか怖くない」
ピンク・レディー「サウスポー」「モンスター」「透明人間」「カメレオン・アーミー」
キャンディーズ「微笑みがえし」
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西暦でいうと1972年から1978年。
この時代の歌謡曲はジャンルを問わずほとんど口ずさめる、というのが凄い。
オイルショックを経由して、バブルに向かってまさに右肩上がりが僕の子ども時代だった。
この時代に我が家のテレビは白黒からカラーになり
農家のジイチャンのうちはリモコン&チャンネルがタッチ・パネルになった。
このすぐ後に「テレビ・ゲーム」なるものが出現し、いよいよ隣のEぐっチャンのうちにはビデオ・デッキなるものが導入されることになる。
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吉祥寺で、少し前に伊藤蘭ちゃんのお兄さんが飲み屋をやっていたときがあって、僕もよく飲みに行っていたのだが、こんな話を聞いた事がある。
そう、デッキの上からゆっくりとテープを押し込むあのタイプ。若い方にはピンとこないだろうが(笑)。
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世の中の男ドモが「アイドル」というものに躍起になるのは、たいがい中学生からだと思う。
僕らの世代で圧倒的な人気を誇っていたのは
だから、石野真子とかだった。Mるさんとか、Hっちゃんは異常に盛り上がっていた記憶がある。
ピンク・レディーは僕の感覚でいうと、どちらかといえば女の子に大人気だった。4つ下の妹も、クリスマスプレゼントにピンクレディーのレコードを親父に買ってもらって、お袋と必死になって振り付けをコピーしていたっけ・・・
キャンディーズをアイドルとして追っかけていたのは
僕よりもう少し上の世代だ。
今、50~55歳くらいの方々ではないだろうか。
野球少年だった小学生時代
近くに立正大学に通う大学生がいて
よく一緒に田んぼで野球をやったりして遊んでもらったのだが、
この人達の下宿先には、お約束のようにキャンディーズのポスターが張ってあった。
この時期始まった「日米野球」を
このお兄さんたちは後楽園球場まで観にいくと言っていた。
当時最高のバッター、ピート・ローズが来日していた。
僕のキャンディーズの思い出は
このお兄さんたちの下宿の光景と、田んぼで夕暮れまでボールを追いかけた景色と、テレビでうらやましい思いで観た後楽園球場のピート・ローズに繋がるのだ。
そして忘れちゃいけないのは中学1年の時にラジカセを買ってもらったこと。
最後の曲「微笑みがえし」を録音したくて、婆ちゃんの部屋のテレビの前にラジカセを置いて録音に挑んだ。
当時はコードを使って雑音なしで録音するという発想はなく、全ては「エア録音」だ。
「オバァちゃん!黙っててよー!!!!!」
そんなこと、我関せずのバァチャン(95歳・いまだ健在!!)は僕に向かって喋りかける。
「サトシ、なにやってんだい?訳わからんネェ・・・・それより肩凝ったよ。小遣いあげるから揉んでおくれよ」
録音あえなく失敗(笑)。
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「やさしい悪魔」「アン・ドゥ・トロア」を吉田拓郎が書いたとういうのを知るのはもう少しあとのこと。
僕が中学2年からギターを弾き始めて、吉田拓郎の楽譜を買ってからのことだった。
キャンディーズは作曲に穂口雄右という作曲家を中心にいろんな作家を起用する。森田公一、吉田拓郎、すぎやまこういちなどなど。作詞は演歌界では有名な千家和也や、かぐや姫の「神田川」が大ヒットの喜多条忠など。「微笑みがえし」は山口百恵の曲を多数手がけた宇崎竜童の嫁さん、阿木耀子だ。
キャンディーズの歌詞が描く世界は平凡で身近だ。
それが逆に親近感を与え、意外とバカラック的な手法のメロディラインとあいまって
エバーグリーンな流行歌としての資質を完璧に満たしている。
だから未だに頭の中でなり響いている。
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よく話すことがあって。
「日本の役者で『お母さん』がもっとも似合う人は誰だろうね?」って。
スーちゃんがこれからもっと歳を重ねたら
加藤さんの後継者になりえたかもしれないなぁ
なんて
いろいろ思い出しながら
考えながら飲んでる次第です。
今日も深酒かよ・・・・・・
やすらかにお休みください。
本当にお悔やみ申し上げます。