20日(木) WALK AWAY RENEE

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本日は僕の歌姫、湯川S音嬢がご来店です。
 
彼女の声はホントに凄い。彼女の笑い声からして僕にとっては「唄」なのです(笑)。
 
そんな彼女とは音楽の話をするよりも変な話ばっかりしている。
 
18歳も歳が離れている彼女と盛り上がるのは
 
向田邦子の「一口カレー」だったりするから面白い(笑)。
 
そんな爆笑のひと時にかけていたのがこれ。
 
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リンダ・ロンシュタッドとアン・サヴォイのドゥエット・アルバム(CD)「ADIEU FALSE HEART」です。2006年発売。
 
アメリカは移民の国である。
 
いろんな場所に、その土地に殖民した人々の伝統的な音楽が残っている。
 
アメリカの南部、ルイジアナ州の通称「バイユー」と呼ばれる湿地帯には
 
カナダはケベックの辺りから、イングランド人に追われてミシシッピー川を下ってここまでやってきたフランス系の移民達が定住した場所がある。
 
彼らは「ケイジャン」と呼ばれ、訛ったフランス語を喋り、ひっそりと彼らの伝統を受け継いで生活している。
 
アン・サヴォイはそんなケイジャンの伝統を、音楽の立場から後世に残そうとする立役者のひとりです。
 
旦那のアコーディオン奏者、マーク・サヴォイと、ラフィエの側にあるユーニスという小さな街で「サヴォイ・ミュージック・センター」という楽器屋を経営し、ケイジャン・ミュージックの普及に努めている人だ。
 
知る人ぞ知るそんな彼女が、ウエスト・コースト・サウンドを代表する歌姫かつ僕のアメリカン・セックス・シンボル(笑)リンダ・ロンシュタッドとアルバムを作った。
 
美しきケイジャンの誇り高きアルバムです。
 
本当に綺麗。綺麗という言葉がこれほど似合うレコードもなかなかない。
 
「トラッド」という概念はスタイルを通り越して、全世界の民衆の生活の中の共通言語なのです。
 
いやはや本当に素晴らしいアルバム。
 
機会があったら是非聴いてくださいまし!!