PAUL BRADY LIVEに行ってきた!

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店の営業時間を遅らせて
 
昨日は店から歩いてすぐのスターパインズカフェへアイルランドの至宝、ポール・ブレディのライブに行ってきました。
 
 
彼のライブを観るのは2002年9月のクアトロライブ以来11年ぶり(もうそんなに経つのか・・)。
 
御年65歳になる彼の声は未だ健在。
 
そしてギターの腕前も全然色あせない物凄くいいライブでした。
 
 
ソングライターとしての自作曲がメイン。
 
トラッドスタイルは4曲。
 
マンドリンの弾き語りの「PLAINS OF KILDARE」
 
アンコールで(3回もやりましたぜ)
 
「THE LAKE OF PONTCHARTRAIN」
 
最後に極めつけ
 
「ARTHER McBRIDE」
 
でした。
 
もう一曲は失念。。。。。
 
 
この日のライブは音がものすごくよかった。
 
写真をみてもらえるとわかるのですが、
 
マイクはスタジオ録音用のボーカルマイクと、左右に楽器用のマイクを配置し
(マイクの名前はよくわかりませんが)
 
全体をエアーで録るというもの。
 
その前でポールさんが自由自在に動きながら唄ってました。
 
でも物凄くナチュラルな音で、まるでノンマイクで目の前で唄ってくれている感じ。
 
アコースティック弾き語り、かつ小さな箱では
 
これは相当有効なマイキングかもしれません。
 
 
あとでスターパインズのスタッフ(呑み友達です)に聞いたところ、ポールさんからのリクエストだそうで。
 
リハーサルはかなりシビアだったそうですが(笑)。
 
 
 
ギターはローデンを2本。
 
写真で弾いているバインディングが貝のインレイのD-45みたいなきらびやかなギターは、基本はオープンG。
 
「ARTHER McBRIDE」では6弦はCまでドロップさせてました。
 
もう一本のD-18みたいな音キャラのローデンではレギュラー・チューニングと
 
ほとんどがドロップドDで、たまにオープンD。
 
この人、DADGADは使ってなかったです。
 
 
言わずもがな、フラット・ピッキングメインのギターは超絶です。唄を歌いながらここまで弾けたらバックはいりません。
 
難しいことをやっているわけではないのですが、とにかくリズム感が素晴らしい。
 
トラッドをやっていたせいか、リズムの取り方にジグやリールの裏打ち感覚が入ります。
 
 
またレコードでは感じなかったことですが、
 
ライブで彼の近年の自作曲を改めて聴いて
 
とてもインテリジェンスに溢れたモダンな生き方の人なんだなぁって思いました。
 
曲の題材は、都会で暮らしている人々の些細な悩みとか心の動きとか家庭の問題とか
 
そういうものをストーリーテラー的に拾っていく。
 
僕は最近の映画をまったく観ないのですが、
 
ちょっと気の利いた、ハリウッド産以外の都会の生活者を映した映画みたいな感じ。
 
 
そんな感じだから
 
彼の唄はいろんなアメリカの歌い手に愛されるんだろうな、って思いながら聴いてました。
 
ジミー・ウエッブとかに近い感覚かも。
 
ちなみにボニー・レイットの「LUCK OF THE DRAW」はポールさん作です。
 
この歌詞もいいんだよなぁ。
 
シナリオライターを目指す女性の話。
 
この日は歌わなかったけど。。。。
 
 
 
さて、2時間に渡る彼の唄を堪能したあとは
 
当然サインを、ですな(笑)。
 
この日は僕の宝物、ポールさん初期のオリジナル・アルバムを2枚持参
 
 
78年「WELCOME HERE KIND STRANGER」はバッチリ!!
 
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でも、彼が変な金色の着色しずらいペンでサインしていたために
 
「ANDY IRVINE & PAUL BRADY」はサインが落ちてしまいこんな姿に。。。。
 
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まぁこれも思い出としてご愛嬌か(笑)。
 
 
とにもかくにもいいライブでした!!
 
またしても明日への活力を音楽にもらいました。
 
ポールさん、ありがとうございます!!!!!