18日(土) ゴジラ

イメージ 1
 
実は最近は「和もの」なのだ。
 
秋くらいの荒井由実オリジナル盤コンプリート収集から始まって、僕の日課として和モノの掘り出し物をオークションで検索する日々が続いている。
 
なんでか?
 
「日本盤は音が悪い」というのが定説で、僕もそう思っていたのだが、実は70年代のレコードはそんなこともなく、ファースト・プレスは音がよいものも結構ある。
 
特にURCやベルウッドには顕著であります。アルファもそう。ユーミンのファースト「ひこうき雲」もビックリするくらいよかったしね。多分製作者の意識の差なのかもしれません。
 
まぁそんなレコードも随時紹介していきたいと思ってます。
 
**************
 
本日の一枚はこれ。
 
久保田真琴のソロ2枚目、というか彼が率いる「夕焼け楽団」の実質ファースト・アルバム。73年トリオ・ショーボート・レーベルからのリリース。これは今週頭にオークションでゲットし店に届いたオリジナル盤。
 
今まではジャパン・レコードからリリースされていた再発盤を愛聴していたが、やはりショーボート盤のほうが音の粒立ちが綺麗だ。ハイハットのオープン・クローズなどに顕著に現れます。プロデュース&エンジニアは吉野金次さん。やはりこの人の耳は伊達じゃない。数々の名盤をこの世に送り出した名エンジニアです。
 
久保田真琴夕焼け楽団、知らない??
 
店でかけてると(かなりかけてるが)知らない人がめっぽう多いのがこのバンド。・・・・・寂しいなぁ(笑)。
 
真琴ちゃんは石川は小松生まれのロックン・ローラー。
 
元「裸のラリーズ」で、その後アメリカにわたり当時のアメリカン・ミュージックを体一杯に吸収して帰国したあと、一枚のフォーク調のソロアルバム発売後、夕焼け楽団としての活動を始めます。
 
アメリカン・ルーツ・ミュージックへの傾倒で意気投合した細野さんと今でも関係が続く盟友で、当時のスワンプ系ロックを日本でいち早く体現したバンドが夕焼け楽団
 
ニュー・オーリンズR&Bにいち早く反応したり、また喜納昌吉の「はいさいおじさん」を本土に紹介したのもこの人。
 
YMOに代表されるテクノ~ニュー・ウエィブにも呼応し、当時のパートナー、サンディーをボーカリストとして迎え「サンセッツ」として再始動した彼らの曲「スティッキー・ミュージック」はオーストラリアで大ヒット。
 
90年代は当時の最先端だったダンス・ビートとワールド・ミュージックを絶妙にブレンドするプロデューサーとして大活躍しました。
 
*****************
 
僕にとっての真琴ちゃんは、やはりこの時期に尽きるのですが。アメリカン・ルーツ・ミュージックの体現者として、細野さんや大瀧さんと同じくらい参考になりました。
 
彼の凄いところは、実際その場所に行って、体内にその音を詰め込んでしまうしなやかさかもしれない。
 
昔の「ミュージック・マガジン」の記事には、彼のニューオーリンズは「ティピティナス」でのプロフェッサー・ロングヘア体験なんかが書いてあったり、またマーティン・スコセッシの名作映画、ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」もこの人は現地まで観にいっているのです!!!!
 
その時の記事には「ライブは6時間以上。長くてだるくて大変だった」なんてことが書いてあったのだが、後にラスト・ワルツの完全盤なるブートをゲットし聴いてみた所、確かにだるかった(笑)。演奏は無茶苦茶だし。だからあの映画は編集の妙なのですね。音も相当差し替えているし。
 
何年か前に公式にリリースされた「ラスト・ワルツ完全盤」という4枚組みのCDも実は全然完全ではありませんので(笑)。その辺は「商品」として完璧さを追求するロビー・ロバートソンに絶対抜かりはないのですよ・・・・・。
 
**************
 
まぁそんな夕焼け楽団の音は、好き者はニヤニヤさせられること請け合いです。想いのたけをまっすぐぶちまける夕焼け楽団の音楽、僕は大好きだなぁ~。
 
これで夕焼け楽団のアルバムは全てオリジナル盤でゲットした。
 
残りは真琴ちゃんのファースト・ソロ・アルバム「まちぼうけ」とギターのケニー井上さんの最高傑作ソロ「レイジー・ベイビー・ケニー」であるが
 
店舗でもオークションでも一度もお目にかかったことがない!!!!
 
でも、そのうち、ね。
 
絶対買います(笑)。