17日(金) 囲碁でもやるか
二日間、お休みを頂きましてありがとうございます!!
すっかりリフレッシュ、というかいつものごとくずっと飲んでました(笑)。
あとは世田谷の「ボロ市」。初めて行きましたが、なんと400年以上も続いているらしい!
掘り出し物の器とか、遂に一人用土鍋をゲットしましたので、今後「あの」メニューが追加されることでしょう。
「器で出す料理が変わる」
今年覚えた最大の収穫です(笑)。
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さて連休中に、川崎は元住吉にある僕が心底惚れまくっている店に飲みに行ったのですが(ここで修行したい・・・)、その前に渋谷で途中下車。多分5年ぶりくらい。吉祥寺からは20分なのに全然行かない。まぁまったく用がないので。
で、多分10年ぶりくらいに渋谷の「ディスク・ユニオン」に立ち寄った。
久しぶりに立ち寄ったレコード屋さんですが、まぁ、高いこと!!「アホか」と思う値段でレコードが棚に鎮座している。でもこの値段をつけるということは、買う輩がいるからこれでも売れるからなので・・・・・
やっぱり都会は狂ってます・・・・・。僕も売りに行こうかな?(笑)
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で、めまいがしそうな値段を眺めながら棚を見てるときに出てきたのがこの一品。
「マジ?この値段でいいの??」
と、即ゲット。
お値段は2600円。オークション市場の約半値。
そしてこの店で買った初めてのレコードかもしれない(笑)。
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英トラッド・ロック・バンド「ペンタングル」のギター弾き、バート・ヤンシュとジョン・レンボーンのプライベート録音「BERT&JOHN」です。66年にトランスアトランティックからリリース。
これは2ndプレスのステレオ盤。
見分け方はジャケの「AND」の色。緑がセカンド以降。茶色がファースト・プレスです。
センター・レーベルは「PUEPLE&WHITE」。ファースト・プレスはいわゆる「ヒョウタン」と呼ばれているもの。
ペンタングルのファースト同様、モノラルも存在しますが、見た事ない。
でも死ぬほど音いいんだろうなぁ・・・・・・
昔、お客さんでこのペンタングルのファースト・オリジナル・モノ盤を持っている人がいたので無理を言って聴かせていただいたのだが、うちの店のショボいオーディオ・システムでもビックリするくらいイイ音でした。まるで目の前で演奏が展開されている感じ。臨場感はこの上ない。
アルバムでこういう感じを体験したのは、スモール・フェイセスのデッカのファースト。自分がスタジオの真ん中で体育座りをして聴いている気分だった!!!あれは凄い体験。
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こういうのって昔は気にならなかった。
なんでアナログを収集していたか、というと単純にCDより中古盤のほうが安いから。
でも、こういうレコードをかけて商いをしていると必然的に「マニア」な人が集まるわけで(笑)。
で、知らなくてもいいようなことをドンドン教えてくれるのだ。
そのひとつが「オリジナル盤の音質」だった。
そして英国トラッドの魅力もそのひとつ。
このブログで、いつもオリジナル盤の「いい音」について書いている気がするが、
間違えちゃいけないのは「いい音」が「いい音楽」ではなくて、
「好きな音楽」を「よりいい音で聴きたい」というだけなのであります。
いままで散々聴いてきたレコードに、全く別の素晴らしい音像が存在するとわかったら知るしかないでしょ??
ただ、それだけなのです。
そこを履き違えると、ただの「オーディオ・マニア」と同じになっちゃうので、そこはいつも気に留めてます。
当然、あんだけ儲かっていたら全部持っているだろうに。
けど、彼が買い続けている理由は「よりコンディションがいいものを求めて」なのですな(笑)。
そう、金さえあればいくらでもイイ音に近づけるのです!!!
貧乏人はどこかで妥協することが大事。でないと破産します。
そんな人を一人知ってます(笑)。
でもその人が金がなくて、僕にレコードを破格で譲ってくれたおかげで今のコレクションがあるのですが、ね。
持つべきものは知り合いです(笑)。
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で、このアルバム。
セカンド・プレスでも十分ヴィヴィッドな音で楽しめてます。
二人向き合っての部屋での完全プライベート録音。
だから余計にリラックスした、アコースティック・ギターの超絶プレイが楽しめます。
でも地味なアルバムだよな。収録時間も30分ないかも。
営業後に日本酒飲みながら、ひとり悦に入るのにはバッチリですな。
ビートルズの「ホワイト・アルバム」で、ポールさんがスタジオの屋上で「ブラック・バード」をレコーディングしているのだが、
案外こういうレコードが参考になっているのかもしれないね。