26日(金) 明るい表通りで

 
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先日、「バンバンバザール」の日本語歌詞で「明るい表通り」を聴いていた。
 
1930年作のとにかく誰でも知っているようなジャズの大スタンダード曲。原題は「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」。作詞DOROTHY FIELDS、作曲JIMMY McHUGN
 
 
もちろんいろんな人が演奏してます。その中でも好きなのがこのオムニバス・レコードに入っているナット・キング・コール・ヴァージョン。録音は1941年。「NAT COLE QUARTET」名義での演奏。メンバーはナット・キング・コール(ピアノ)、オスカー・ムーア(ギター)、ジョニー・ミラー(ベース)の鉄壁のキング・コール・トリオにドラムのリー・ヤング。
 
この曲はゆったりやる人が多いんだけれど、キング・コール・ヴァージョンは軽快にザックリと、スキャットを織り交ぜて通りをステップする感じがなんとも好きなんですな。
 
この曲が生まれた当時のアメリカは大恐慌の真っ最中。
 
そんな時代でも前を向いて明るく生きていこうよ、という歌詞は何度聴いても元気がでます。
 
If I never had a cent
I'll be rich as rockefeller
Gold dust at my feet
On the sunny side of the street
 
一文無しでもロックフェラーのように金持ち気分
明るい表通りには砂金が舞ってるのさ
 
ってな感じの歌詞です。
 
ちなみに藤井康一さんが書いたバンバン・バージョンの歌詞はこんなのです。
 
悲しいことにはさよなら 楽しいことばかり夢見て
さぁ 歩こう 輝くこの道を
 
原曲の雰囲気をしっかり捉えたいい歌詞だと思います。
 
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キング・コールの演奏他、スタッフ・スミス、スリム・ゲイラード、スラム・スチュワートなどが入ったこのオムニバス盤は82年にアリスタ・レコードから出されたもの。「ROOTS OF RHYTHM & BLUES」というサヴォイ音源を使ったシリーズで、監修は例のごとく中村とうよう氏。
 
大きく写った写真の二人はスリム&スラム。けど、このレコードには彼ら二人名義の音源は入っていないですが(笑)。
 
このシリーズ、中古盤屋さんで見かけると、とりあえず買って揃えてます。
 
全部で10集まで。僕は6枚持ってる。
 
いつものことだけど、こういうシリーズものは買っておいて損はない。
 
ただし、いつ出会うかわからないので、それまでどれを持っていないか覚えておくのがほぼ不可能です。
 
なので見つけたらとりあえず買っておく。まぁそんなに高価なものではないので、ね。だいたい1000円くらいで出てくるので。
 
でもね、とりあえず買ってしまうので、よくダブってしまうのですな(笑)。
 
多分このシリーズは3回くらいダブって購入してるはず・・・・・・懲りない奴です・・・・・・。