11日(土) 田舎道

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「ありがとう」を語る上で欠かせないのがこの一枚。そして「CONTRY ROAD」という曲。
 
この曲のイメージがあの曲に色濃く影響されています。そして「ありがとう」というアルバム全体にも影を落としてます。そのまますばり「いなか道」という曲もあるし。
 
各楽器の音象、ミックス時のバランスはまんまそのまま。細野さんと忠さんはとにかくこのアルバムを聴きこんでたんだろうなぁ。
 
ジェイムスさんがフォスターの「OH SUSANNAH」をカバーしているところから、細野さんのノスタルジック路線が開花し、ホーギー・カーマイケルやら「ろっか・ばい・まい・べいびぃ」みたいな曲に昇華されたんじゃないか、と勝手に考えてます。
 
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ジェイムス・テイラー2枚目のこのアルバム・タイトルは「SWEET BABY JAMES」。70年ワーナーからの発売。プロデュースは前に書いたピーター・アッシャー。僕の持っているのはUSオリジナル盤。ワーナー・グリーン・レーベルの音はとにもかくにも素晴らしい。
 
ジェイムスさんと言えば、トレード・マークはギブソンのギター「J-50」であるが、オリジナル盤で聴くと、どうやらマーティンのトリプルOの音に聴こえる。初期はマーティンを使っていたという話も聞いたことがある。ちゃんと調べてないけど。
 
オリジナル盤の魅力は各楽器が本来持つ音色がはっきり認識できるところ。
 
ビートルズの「ラバー・ソウル」が全編ローズ指盤のストラトキャスターを使っているなんて、オリジナル盤聴くまでわからなかった。
 
だから音楽やっている人にこそ、本来の音をきっちり聴いてもらいたいのであります。
 
コンパクト・ディスクじゃわからないことがたくさんあるんだよね。