
今日はジョージ・ハリスンの命日。
昨日から一人ジョージの唄に染み入ってます。
このアルバムは74年発売の「DARK HORSE」英ダーク・ホース・オリジナル盤。
初のツアーを控え、意気揚々としています。
でもそのツアーは散々な結果に終わり、これがジョージのトラウマとなり、完全復活までには87年の「CLOUD NINE」まで待たなければなりません。
私生活では生涯の伴侶となる、オリヴィアと出会い、
前妻パティ・ボイドをエリック・クラプトンに譲り(笑)、彼らにエールを送った「BYE BYE LOVE」(オリジナルはエヴァリー・ブラザーズ)を収録したり
と、なにかと人生の転機を迎え、「心機一転」の感じがすごく伝わるアルバム。
ジャケットもサージェント・ペパーズのオマージュだしね。
メンバーはジョニ・ミッチェルとの共演で有名なLAエキスプレスやウイリー・ウィークス&アンディ・ニューマークなどなど鉄壁の布陣です。
このアルバムが好きな理由のひとつは、「FAR EAST MAN」が収録されてること。
マイナーセブン系ニュー・ソウル・マナーのとってもいい曲です。
これはフェイセスのロン・ウッドとの共作。
同年発売されたロニーの初ソロアルバム「I’VE GOT MY OWN ALBUM TO DO」にも収録されてます。

このアルバムも最高!!名盤です。
なんてたって、自身の初ソロアルバムなのに、冒頭の1曲目のヴォーカルはミック・ジャガーですから(笑)。
この人の人柄をすごくよく表してます。
また、リズム・セクションはジョージと同じくウィリー・ウィークス&アンディ・ニューマークなので、ヴォーカルにあわせた微妙なニュアンスの違いを嗅ぎ分けるのも面白い。
この「FAR EAST MAN」のフレーズはロンさんが相当気に入っていたのか、その後にも流用されていて、
フェイセスの盟友ロニー・レインとの76年のアルバム「MAHONEY’S LAST STAND」というサントラ盤(映画は観た事ないけど)に入っている「JUST FOR A MOMENT」という曲がそれです。

これがですね、もうしびれるんですよ(笑)。
僕の中でのロニー・レインのベスト・トラックです!!!!
涙があふれてとまりません(まぁ飲んでますけど)。
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とまぁ、命日なので、ジョージのことをたくさん書こうと思いましたが、
なんか結局ロニーに流れてしまいました(笑)。
どのテイクも本当にすばらしいので、
機会があったら聴いてみてくださいな。
もちろん、店に来ていただいたらいくらでも流しますー(笑)。
では、今回のYoutube映像は
ジョージ・ヴージョンの「FAR EAST MAN」はなかったので
ジョージ没後にロンさんがやったソロ・ツアー「FAR EAST MAN TOUR」から。
あのキース・リチャーズさんに
「酒を止めるか、ストーンズを辞めるか。どっちかにしろ!」
と怒られたロニーさん(笑)。
優しさと愛に溢れたセルフ・コントロールできない酔っぱらいは、
僕は愛さずにはいられません。。。。。。