農業

あ、どもども。
 
久しぶりの連休終了いたしました。
 
多分、今年になって2回目だったかもしれませんが。
 
結局風邪ひいて寝てましたがね(笑)。
 
 
風邪ひく時っていつも連休なんですよね。正月休みとか。
 
多分そこにあわせて、気を張っていたものが一気に緩むから「風邪」という行為に体が動くんでしょうね。
 
「おまえは今、休むときだ」って、体が勝手に言い始める。
 
それには素直にしたがってただただ寝る。
 
季節の野菜にあわせて食生活をする人間の摂理なのかもしれません。
 
 
昨日、いつも買わせていただいている肉屋のお母さんに
 
「野菜、高くて大変でしょ?」って言われたんですが、
 
全然そういう感覚がない。
 
 
大体、今は端境期で野菜が少ないので、最初から買わない。
 
ニュースでもやっていたけど
 
「この天候不順で葉ものが高騰してます」って。
 
でも、武蔵野地区でこの時期、葉ものなんてないですから。
 
だから食べない。
 
その地域にないものを無理やり食べようとするから、野菜が高く感じるんですよね。
 
この時期、冬の白菜を食べたいなんて、都会の人間の驕りです。
 
夏野菜のレタスやトマトなんて、今買ったって美味いわけない。
 
 
ないものを無理やり作って売るから
 
高いのは当たり前です。
 
でも経済の面から言えば、その野菜が本来ないときにハウスとかを使って作って売るから、農家にお金が入るのであって。
 
それは農家の経済上での「努力」なのです。
 
だからそういうものを食べたい人達は、文句を言わず高いお金を払って食べればいい。
 
それに「高い」と言って文句を言う奴らの無知に腹がたつ(笑)。
 
 
*******************
 
 
夏にお休みをいただいて
 
北関東某所に行って
 
いわゆる「オーガニック」なるものに触れる機会があったのですが。
 
なんかねぇ、
 
そういう経済原理がもたらす農家の現状に対し、あまりにもそれを崇拝する方々のバランスのなさに
 
ちょっとびっくりして帰ってきました。
 
理想はそりゃそうです。
 
農薬を使わず、自然の形のままでしっかりとした本来の味のものを食する。
 
でも、それじゃ「商品」として成立しない。
 
そういう農業政策を農協は推進してきた。
 
それは戦後の自民党の農業政策そのものです。
 
でも、形がいいものを安く買おうとする人達が多いからそうなるわけであって
 
そこには経済という原理がそうするのであって
 
それをしているのは、都会のスーパーでなにげなく野菜を買う我々なのです。
 
 
 
高いよりは安いほうがいい
 
いびつなものより整ったかたちのもののほうがいい
 
 
だからそのために
 
「商品」を安定して作るために
 
農薬を使う。
 
仕方がないことです。ある意味で。
 
 
でも、「これじゃいけない」と思っている農家の方々は
 
その地域の「連帯」の呪縛から必死に逃れ(地方出身の人間にはわかりますよね。特別なことをする人達がどれだけ疎まれるか)、自分が信じるものをきっちり作り上げて売ろうとしています。
 
でも
 
それを流通させるのには
 
地産地消」では限界がある。
 
なぜなら、今の段階ではコストがかかりすぎるから。
 
それを購入してくれるのは、やはり「中央」の人達だったりする。
 
都会の人達はそれを「売らない」と生活できないから
 
みんなが飛びつくようなキャッチフレーズを考える。
 
それが「オーガニック」であったり「エコ」という言葉に置換される。
 
 
当初の意図とは関係なく
 
言葉は一人歩きしてそれが「トレンド」となる。
 
そして薄まっていく。
 
 
まぁ、広告代理店にとっては「してやったり」でしょうけどねぇ・・・・・
 
 
 
******************
 
 
「安くて美味いじゃん!!」
 
という安直な発想で
 
ここ何年か、僕はチャリンコで三多摩地区の農家巡りを始めました。
 
多分100軒近くの農家を巡り、いろんな現場の人達と直に話をして
 
「日本の農業問題はただ事じゃないな」
 
と思うようになりました。
 
 
でも、みんなが思っていることは
 
あまりにもサイクルの規模がでかすぎて
 
根本的解決などすぐにできるものではない、ということです。
 
 
 
それは福島県から発生した原発問題も一緒です。
 
 
 
いろんなことがあまりにも
 
どうしようもない規模で絡み合ってます。
 
 
 
でも
 
自分でも微力ながらできることはあるはずです。
 
それが僕にとっては
 
地元の野菜を買ってなるべく安く提供することです。
 
 
それと同時に
 
今、世の中でなにが起こっているのか
 
っていうことを
 
客観的に認識すること
 
だと思います。
 
 
それに対してちゃんと自分なりに意思表示をすること。
 
 
 
個人的には
 
TPP問題を
 
そして首相の「原発継続発言」を
 
 
そのままなんの意思表示もなく受け入れることは
 
いまのところできません。
 
 
 
なにが正しいか
 
なにが正しくないか
 
 
 
この場ではっきりさせることではなく
 
 
それはあまりにも大きなものが動いているので
 
 
でも
 
意思表示をして
 
「自分はこう思う」
 
っていうことを
 
人に喋ってみる。
 
 
ここから
 
世の中は動くんじゃないでしょうかね?
 
 
今は
 
しゃべることが大事だと思います。
 
 
そして人の話をしっかり聞き取ること。
 
 
いろんな考え方の人を受け入れて
 
そして
 
自分の意見を言えること。
 
 
 
いろいろ試されてますよ、みなさん・・・・・・
 
 
 
外に出て、
 
面を向き合って
 
人の目を見て
 
いろいろ喋らないとだめだな。