13日(土) changes

フォーク好きのかたならみんな知ってるけど、現在の日本ではほとんど知名度がないフィル・オクスの66年のライブ盤。
 
ボブ・ディランと並ぶプロテスト・ソングの旗手として注目されたが、やがてロック化される時代の波に乗ることができなかった。
 
そう、ボブさんはフォーク・ソングというスタイルを借りた「ロック・スター」だったのに対し、フィルさんは大学卒のインテリゆえの純粋主義者だったのかもしれない。
 
けど、あまりに繊細で美しいルックスのために、ピート・シーガーみたいにわが道を突き進むことができなかったんじゃないかな?(笑)。人間たるもの、美しい容姿で生まれると「やましい気持ち」に苛まれるんじゃないでしょうかねぇ??おかげさまで僕はそんなこと体験できませんでしたが。
 
フィルさんといえば、その反体制な歌詞がつとに有名ですが、忘れちゃいけないのがそのメロディの美しさ。繊細な唄いまわしとともにもっと知られていい歌い手だと思います。
 
大好きな曲は「CHANGES」。ホント綺麗な曲。
 
JIM&JEANのバーズ・マナーなフォーク・ロックヴァージョンも素晴らしい。
 
そのバーズのジーン・クラークも、晩年にこの曲を録音してます。「TRUE VOICES」というオムニバス盤に入っているので、興味があるかたは是非とも聴いてみてくださいまし。
 
この「IN CONCERT」というアルバム、エレクトラのオリジナル盤に一度も出会ったことがない。ビクターから当時出た日本盤には3回出会い、あまりにも好きなアルバムなので3回とも購入して人にあげている(笑)。
 
いつかはオリジナル盤をゲットしたい一枚です。
 
 
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