変わらないこと

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2月11日の記事 http://blogs.yahoo.co.jp/osamusue/1794266.html に書いたランディ・ニューマンの「SONG BOOK」の続編が出た。
 
結論。
 
変わらないことの素晴らしさ。
 
全てがもう40年も前から完成されている。
 
全くぶれないソング・ライターの力強さ。
 
前回同様、ミチェル・フルームの素晴らしい録音で、21世紀に聴き続けられるべき名曲の数々が次々とよみがえっていく。
 
 
70年代から彼のライブはピアノと唄だけのシンプルなものである。
 
多分それが、自分の声で、ライブという空間で、曲の一番大事な部分を伝えるもっとも有効な手段だと判断していたのではないか?
 
過去「弾き語り」というスタイルで残された録音物は、SONG BOOKを除き71年にリリースされた「RANDY NEWMAN LIVE」しかない。
 
その他のスタジオ録音は、バンドやオーケストラを従えたものだ。
 
「録音」という「作業」と、「ライブ」という作業は
 
表現する上で彼の中では別物なのだ。
 
どちらが良い悪いという問題ではなく、そういうものなのだ。
 
 
だからこそ、ミチェル・フルームという素晴らしいパートナーを得て、録音物のなかで弾き語りの形で表現する機会を彼が得たということが重要なポイントだと思う。
 
彼のキャリアを振り返ってみて
 
だからこそ、このシリーズはとても大事なのです。
 
自分がこの世に生み出した曲の数々を
 
もっとも素の姿で、70歳を間近か、人生も最終局面に向かおうとしているこの時期にもう一度リメイクする意味は大きい。
 
そして驚くべきは
 
キーも唄い方も変わらず、オリジナル・ヴァージョンに対するアレンジもまったくせず
 
またこうやって世の中に提示する唄の強さ。
 
変わらないことが
 
彼の楽曲に対する真摯さを痛烈に感じます。
 
 
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そのうちまとめますが
 
この「SONG BOOK」シリーズのオリジナル・ヴァージョンとの聞き比べをするのもまたよし。
 
 
そして時間が許すのであれば
 
是非ともその歌詞を堪能していただきたい。
 
 
ちょっと信じられないくらいの彼のシニカルな
 
いや
 
毒々しいくらいの「物語」の奥にある
 
彼の人間に、そして市井に対する「愛」を感じていただけたら幸いです。
 
 
普段の生活の中で「差別」といわれるものを表現の手段のひとつとする人達
 
モンティ・パイソンジョン・ベルーシ、「リトル・ブリテン」のマット・ルーカス&デビッド・ウォリアムス
 
ビート・タケシもそうだが
 
「あえて」そう表現する人達が
 
どれだけそのことに「愛」と「理解」を持っているか
 
そこが重要だと思います。
 
 
で、
 
ひねくれものの僕はそういうものの深さに
 
異常に共感するのであります。
 
 
ランディ・ニューマンの美しいメロディ・ラインと
 
下手したらまったくもって理解できない歌詞のギャップにある世界観は
 
 
たまらなく僕のツボにはまるのであります。