大傑作!!

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最近、近年まれなくらいCDを購入している。
 
久しぶりに新譜三昧。これもまた楽しいのだな。
 
で、最近購入したCDを何枚か紹介いたします。
 
 
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まずはこれ。
 
LONESOME STRINGSと中村まりさんの共演盤「FOLKLORE SESSION」です。発売はMIDI
 
結論。
 
大傑作です。
 
凄い。
 
桜井さんからサンプル盤を頂いてから毎日聴いてます。で、毎日みんなに聴かせて「スゲーだろ、これ?!!」って言いまくってます。
 
あまりにもいいので、これはお金を払って買わなければいけないと思い、発売前にアマゾンに予約注文しました。
 
 
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昔、ハリー・スミスという方がアメリカで歌い継がれていた唄を集めた「ANTHOLOGY OF AMERICAN FOLK MUSIC」というアルバムを編纂しました。1954年です。
 
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このアルバムからインスパイアされた、ボブ・ディランとホークス(後のザ・バンド)はウッドストックのピンク色の家の地下室に篭り、延々と録音作業を続けました。
 
その音源は「GREAT WHITE WONDER」というタイトルのブート盤となり、フェアポート・コンヴェンション、バーズなど多くのミュージシャンがこのアルバムの曲をカバーしたり、多くの影響を与えました。
 
この「アンソロジー~」は実に解りやすい形で「移民の国アメリカ」の音楽変遷を映し出しています。
 
70年代の日本で、このアルバムへの回答が渡さんの「系図」であるならば
 
21世紀の日本からは、このアルバムがもっとも最高な形であるかもしれません。
 
スタイル追求におぼれず、ほんの少しばかりの
 
いや
 
いろんな音楽経験を経由したからこそ生まれたモダンなアプローチが「今の音楽」に繋がってます。
 
そして、それがここ東京から生まれたことを我々は誇りにしなければなりません。
 
僕は本気で、世界中のルーツ・ミュージック・ファンに聴かせたいと思ってます!!
 
アンディ(@アイルランド人)、覚悟しておくように(笑)。
 
 
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百戦錬磨の音楽集団、ロンサムの演奏が素晴らしいのはもちろんですが、
 
やはり恐ろしいくらい惹きこまれるのは、中村まりさんの圧倒的な声。
 
基本的に日本人が英語で唄うことには僕はあんまり乗り気ではないのですが
 
ここまでパーフェクトな感情表現ができたら文句はありません。
 
むしろ、彼女は英語でいいです(笑)。
 
 
この人「ホンモノ」です。
 
このアルバムの流れの中でビートルズの「ロッキー・ラックーン」をカバーしていることに
 
僕は3回目までわかりませんでした。
 
自分で言うのもなんですが
 
これほどまでのビートル・マニアなのに(笑)。
 
 
それくらい「自分のもの」として消化してます。
 
 
マナサスの「バウンド・トゥー・フォール」もそう。
 
 
そしてストーリー性あふれるこのアルバムは、チャーリー・パットンの「サム・ハッピー・デイ」から「ハード・トラベリン」で締めを迎えます。
 
いわずと知れたウディ・ガスリーの曲。
 
渡さんが生きてたら
 
絶対中村さんを飲みに連れまわしてたでしょうね。
 
もうわかりやすいくらいに惚れてたでしょうよ(笑)。
 
 
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とにかく毎日、CDデッキから離れないくらい聴きまくってます!!
 
ここから元曲を探ってみるのも、すごく世界が広がりますので是非とも。
 
 
果たして2011年
 
このアルバムを超えるものは出現するのか???
 
それは来月発売のギリアンウェルチ、7年ぶりの新譜を待ってからにしましょう(笑)。