一升瓶でいろいろ考える

これが最後の一本。
 
1.8リットル一升瓶、生産中止になっちゃったんです。
 

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 ここ6年くらい愛用している醤油が「御用蔵」という銘柄。
 
埼玉県民でも「どこだそこ?」というくらい知られていない神川町というところにある「ヤマキ醸造株式会社」で作っている。
 
因みに、ここは有名な「海の精 旨しぼり醤油」の製造元でもあります。
 
 
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さて何故製造中止かというと
 
一升瓶の問題らしい。
 
瓶の製造元が需要減により製造を断念。代替品を探したのだが、
ヤマキの醤油充填機に合う瓶が見つからず、一升瓶での販売を取りやめにしたという経緯だそうな。
 
 
そこで疑問。
 
 
一升瓶って日本酒とかでずっと使ってるし
 
そもそも工業製品なのでJIS規格は適用されていないのか?
 
 
調べてみる。やはり厳格な規格はある。合わないはずはないのだが。。。。(多少の誤差は認めているが)
 
そんなこと考えながらボケ~っとネットで一升瓶を検索していたら、変なことに気がついた。
 
 
日本酒で使われる一升瓶は色付きで
 
醤油用は透明なのであった。
 
 
醤油を一升瓶で買う人が少なくなったのかな?
 
それで透明瓶の需要が減った。そういう事なのか?
 
 
そもそも一升瓶って元々リユース容器なので、こちらとしては瓶の色なんか関係ないのだけれど
 
生真面目な日本人が商品として販売するには、統一された見た目というのが企業として大事な所なのかもしれないな。
 
でもそれは消費者の意識が変わればいいわけで
 
 
野菜もそうだけど、胡瓜が曲がってても、茄子に傷がついていても味は変わらないからね。
 
 
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生産者が消費者に気を遣う。
 
そうしないと売り上げに繋がらない。
 
でも消費者の意識を変えるのには生産者のチャレンジなんじゃないのかな?
 
 
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SDGsという言葉が独り歩きしてる。
 
僕は物凄く懐疑的に見てるんだけど、ね。
 
実際は全くやってないからね。「現場」で働いてみると凄くよくわかる。アホみたいなことばっかりしてる。
 
企業の「立場」として、その言葉を企業「理念」に入れてればなんとなくOKなんだよな。
 
本当にアホくさいですよ。
 
 
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とまあ、たかが一升瓶でいろんなことを考えてしまった(笑)。
 
1ℓ瓶しかなくなった御用蔵。少々割高になるが、とにかく美味しいので使い続けますがね。
 
 
ネット検索していたらこんなサイトを見つけた。
 
一升瓶についてのガイドブックです。
 
まだ読み込めてないのだが、かなり気になる事が書かれてる。
 
ご興味あれば読んでみてください。