自分でもびっくりするくらいに、飽きもせず重松清の小説を読み進めている。
既に60冊を超えた。
それでもまだコンプリートではない(笑)。2/3はいったのかな?
大体、テーマは何パターンかの繰り返しなのだが(すみません)、その都度切り口が違ったり、構成が実に多層的だったり
全く飽きないですな。多分文体が好みなんだと思う。
あとはどんなに悲劇的なストーリーでも、最後は絶望で終わらせないところ。
そして物語のその先を読者に余白として与えてくれるところが、氏の「生きるという事」への絶対的な愛を感じるんですよね。
そんなわけで、大好きなのであります。こんなにはまるとは思わなかったけど(笑)。
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今日読了した「あすなろ三三七拍子」
今まででベストだったな。これは何度でも読みたいな。
先週読んだ「赤ヘル1975」も相当良かったけど、ね。
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ドタバタ喜劇が好き。
そこに市井の喜怒哀楽があって
多分なツッコミどころと、チリチリする切なさ
いろんなことひっくるめて人生なんだよな。
「男はつらいよ」は勿論大好きだけど、全作品まだ観終えてない
でも「寺内貫太郎一家」は1&2全部観てるな。
・・・・・まぁ、その世界観でしょうね。所詮私の心が異常に動くのは。
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「あすなろ三三七拍子」
旧態依然とした、理不尽極まりない大学の応援団が舞台。
そこに中年男性の悲哀やら、「応援」という行為を通して生きていくということのヒントがいろいろあってね。
まぁ、読んでのお楽しみだな、こりゃ。
この間、相模湖でハッチと話してたけどさ
「理不尽」も体験するとそれなりにいいこともあるもんなんだよ。
それはそれで妙に説得力があったりする。
避けずに一回体験するといいよ(笑)。
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母校の大学にそれほど感情移入はないのだけれど
当時の神宮球場は外野に客席がなくて、芝生だったんだよね。500円で入れたかな?
一升瓶を持ち込んで、そこで寝っ転がって応援席を眺めてるのが凄く好きだったなぁ。
そう。応援団が好きだった。独特な文化だよね、あれは。
入りたかった?
いや、絶対に嫌だよ。
でも入れられちゃったら、無茶苦茶はまってたと思いますね。
なんとなくそういう自分が想像できます(笑)。