旅に出る その1
そして僕は旅に出たのだ。
4泊以上は思い起こせば29年ぶりだった。
どれだけ移動しない人なんだろうな(笑)。
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ここに「ONE MAKE」というライブハウスをやってる(現在休業中)ピコさんという方がいて
実はちょっと前に「木下さん、移住してきませんか?」って内緒に誘われていたこともあり(笑)
そして、このタイミングで吉祥寺の仲間、ハッチ・ハッチェル氏が米子に長期滞在していたのです。
ハッチから「一回来た方がいいよ。最高だよ」って昔から言われてて
別にハッチと逢うのだったらいつもの吉祥寺でいいんだけれどさ
でも、こんなベストなタイミングは今しかないだろ、と米子に向かいました。
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3月19日土曜日
埼玉は吹上を出発。
「ポツンと一軒家」っていうテレビ番組で観たと思う「新郷駅」
これか!!って。一日の乗降者は6人の駅。秘境。
川を沢山またぐ路線なんだけど
「生山」っていう駅から川の流れが変わるんだよ。逆になる。
要は
瀬戸内海に向けて流れる川が、ここから先は日本海側に転換するんだよね。
些細なことだけど、ちょっと感動しました。
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米子到着。
チェックインしてから軽く街を散策。
夜はハッチのライブ。
その前に米子名物「牛骨ラーメン」をば。塩味で。
美味しかった。結構軽いんだね。
1ヶ月ぶりに逢うハッチ・ハッチェルさん。
でも米子。不思議な感覚(笑)。
まぁ、5分でそんなことも忘れましたけど。
ライブ会場で軽く打ち上げして、駅前で開いてる居酒屋でいつものようにアホな話のオンパレード。
どこにいてもクダラナ話ばかり。
それがしたかったんだけどね(笑)。
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3月20日日曜日。
10時半にホテルの前にピコさんとハッチが迎えに来る。
今日はピコさんが新しく始めた古着屋「アリエヌーン・サンセット」へ。
場所は琴浦町というところ。
後日喫茶店で山陰新聞読んでたら
全国で移住したい町第2位らしい。
海は凄いな。
全部持っていかれるというか。
ちょっと怖くなったりね。音ね。音。あと色。
海なし県、埼玉で生まれ育った僕にはなかなか得難い体験でした。
こういうのが当たり前の環境で育ったら自分の人生も随分違ったんだろうなって
そんなこと思うけど、時すでに遅しだよね(苦笑)。
自分がどういう性質の人間なのかって
突きつけられたっていうか、再認識したというか
海が教えてくれました。得難い体験。
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アリエヌーン・サンセットでハッチがバイオリン教室をやってる間、
結局10時間くらい滞在したんだけど
ブラブラ散歩したり
湯島さんが調整したギター弾かせてもらったり(凄いわ)
訪ねてきたいろんな人とお喋りしたり
ボケーっと不思議な時間を堪能しました。
いろんな人が集まってくる「アリエヌーン・サンセット」。
変な場所です(笑)。
でもこれが自分にとっての正常なんだよ。
人と人が繋がって生活がある。
「立場」じゃなくてね。
そこに「今」居ることが大事なんだろうな。
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鳥取県、最後の夜はファミレス「ジョイフル」(笑)。
そこしかやってなかったからね。
ピコさん、また行くので面倒見てください!!!
ペイ山さん(a.k,a大家)、自慢の魚、食わせてね!!!!
続く・・・・・・