んんん・・・
なんだか年末から細野さん縛りで音楽聴いてるなぁ(笑)。
そんな気ないんだけれどね。
なんだか偶然にそうなってる。
今日もたまたまツィッターのタイムラインに流れてきた
細野さんと久保田真琴さんのインタビューをついつい見入ってしまって(約2時間)
で、その中で語ってたアルバムをもう一度聴いてる次第です。
引き籠りの年末年始なので時間はたっぷりあるのでね(笑)。
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夕焼け楽団のアルバムでもよかったんだけれど、
今日はこれ。
ロニー・バーロンの2枚目のアルバム
「THE SMILE OF LIFE」です。
78年リリース。
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知ってる人はもちろん知ってる名盤。
でも、あんまし知られてないかなぁ・・・。
ロニーさんが一般的には有名ではないので、ね。
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ご存じない方に一応説明。
ロニー・バーロンはドクター・ジョンの幼馴染にしてキーボード・プレイヤー。
ドクターのバンド、ナイト・トリッパーにも在籍し、
その後、ポール・バターフィールド率いるベター・デイズにも参加した。
ドクター・ジョンの名盤「GUMBO」収録の「BIG CHIEF」でオルガンを弾いてるのが彼である。
久保田真琴と夕焼け楽団の「デキシー・フィーヴァー」に参加したことから交流が出来て
彼の2枚目のアルバムを作ろうと
細野さんをプロデューサーに迎え、日本主導でできたのがこのアルバムなのです。
このアルバムで3曲だけ2年前のニュー・オーリンズ録音のものを使ってるのだが
「MOON SHINING BRIGHT」「RUNNING SOUTH RUNNING NORTH」「SOME PEOPLE」
で、あとの全ては日本人によるバッキングサポートなんですけどね
これが凄いんですよね。
本場に全然ひけをとらない演奏力。
夕焼け楽団&ティン・パン・アレイ周辺の面々が最高の演奏を聴かせてくれます。
世界に誇るMADE IN JAPANのレコードだと思ってます。
このアルバムでドラムを叩いてる上原ユカリさんと呑んだ時にいろいろ聞いたのだが
(HONEY,HONEYとLOVE AFFAIRは絶対ユカリさんだろうな。日本で一番素敵な8ビートを奏でる人です)
「とにかくさ、唄が滅茶苦茶上手いんだよね」って言ってましたな。
そうそう。
1978年という時代の流行りのコンテポラリーさも包括しつつ
B面2曲目の「悪魔の戯れ」が最もな重要曲。
ニュー・オーリンズのビートを基にして
そこに沖縄やらエキゾチックやらラテンやらカリプソやらをぶっこんだ
「泰安洋行」という世紀の「名迷盤」を生み出した細野さんが
本物のオーリアンに
それがものすごくマッチングしてるという奇跡みたいな曲です。
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そうそう。
結局、細野さんが残した音を聴いてるとさ
場所が関係なくなっていくんだけど
でもそれはちゃんとした「場所」を理解してないと表現できないことでね。
・・・・わかるかな?
わかんないだろうなぁ・・・・
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まぁ、とにかく聴いてもらいたいアルバムの一枚です。
再発CDもまだ買えるよー。