「細野晴臣と彼らの時代」

 

明けましておめでとうございます。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

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晦日から読み始めた「細野晴臣と彼らの時代」

 

元旦の夜22時に読了。

 

この二日、この本を読むことしかしてない(笑)。

 

いろいろ細野さん関連の本を読んでいるけど、これなかなかの快作です。

 

ここまでの流れが非常にわかりやすく、そして細野さんの心境の変化&変わらないものも含めてしっかり描写できてるので

 

とにかく膨大な作品を持つ細野晴臣という音楽家をちゃんと整理するのにはうってつけの本だと思います。

 

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細野さんの作り出す(関わるか)音楽に後追いながら相当な影響を受けてきてるけど、

 

勿論全作品を聴いてるわけでもないし、全てを理解して好きなわけでもない。

 

 

本にも書いてあったけど、細野さんが相当にショックを受けたという、1986年2月8日のフレンズ・オブ・アースのジェイムス・ブラウンのオープニング・アクトを務めた武道館ライブで

 

大ブーイングの嵐には僕も加担していたし

 

(けど、あれはしょうがないよ。ブッキングしたプロモーターが悪い。お客のほとんどはJBショーを観に来ていたのだから)

 

アンビエントエレクトロニカ時代はほとんど耳にもしてないし

 

でも「オムニ・サイト・シーイング」と「メディスン・コンピレーション」はよく聴いてたな。

 

 

はっぴいえんどはもちろん聴いてるけど、僕はそこまで熱狂的なフリークではない。

 

むしろ自分でバンドやるならあれは避けたい(笑)。

 

最近の作品も全く買ってないしね。

 

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一番影響を受けてる、というか大好きなのはやはり「トロピカル3部作」と

 

ベーシストとして圧倒的に凄い演奏を聴かせてくれる荒井由実作品と小坂忠の「HORO」の辺りなのだが。

 

自分が好きになってのめり込んで聴く音楽のほとんどは

 

実は細野さんが過去に全部取り上げてたりするんで(笑)

 

この人は凄いな、と。

 

ブリティッシュアイルランドのトラッドくらいじゃないかな、かぶらないの。

 

でも、聴いてないアンビエント期にちゃんとエッセンスは入ってるんだろうなぁ・・・。

 

 

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まずずっと「鬼門」だったのはYMO期でね。

 

ここ20年くらいで聴けるようになったのですが

 

リアルタイムでほぼ影響を受けていないので、というか避けてた時ですね(中学~高校時代)。

 

でも聴くのはファーストくらいで

 

これは「はらいそ」~「パシフィック」の流れで

 

トロピカル路線の延長で面は聴ける。

 

最近は当時大ヒットした「ライディーン」とかあの辺のポップなメロディものの構成が凄いなとようやく理解できた次第。

 

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「ソリッド・ステイト・サヴァイバー」はアルバム単位で未だ聴いたことない。

 

聴いてみたいんだけど、どうせなら黄色いヴィニール盤のオリジナルで購入したいので未聴。

 

ちなみに「どうせ聴くならオリジナル盤で」という理由で未聴なのが3枚ある。

 

リトル・フィートイーグルス、ドゥービー・ビラザーズの1st。

 

いずれも音楽好きな人からは「ファーストが最高なんだよ!!」って聞かされてるんだけど、

 

どうも安易にCDとかで買って聴きたくないんですよね・・・・。

 

 

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写真に写ってるYMOのアルバム

 

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「増殖」「BGM」「テクノデリック」は

 

伊藤ちゃんからもらったもの。

 

増殖はポップだから全然聴けるんだけど

 

問題は後者2枚だ。

 

全然ポップじゃない2枚。

 

でもこの2枚がその後の音楽シーンにどれだけ影響を与えたか

 

・・・というのはいろんな記事で読んでるし、音楽やってる人たちから散々聞かされてるんだけどね。

 

どうにもターンテーブルにのる頻度は低かったんだよね。

 

難しいんだよね、なんだか(笑)。

 

でも、今回この本を読んで

 

当時のメンバーの関係性とか周辺の動きとかを理解できたので

 

ちょっとちゃんと対峙してみようかなって

 

ようやく思いました。

 

 

伊藤ちゃんから譲ってもらって10年以上経って

 

ようやくその気になったわ。

 

悪かったね、伊藤ちゃん(笑)。

 

さて

 

2021年、54歳の僕の耳は

 

これをどう聴けるのか??

 

風呂入ってから大音量で聴いてみたいと思います。

 

コロナ禍、正しい引き籠りのスタイルかもしれんな。。。。