先ほど、浦和で細野さんの映画がひっそりとやってたので、ひっそりと観に行ってきた。
幼少時代の家族写真を除き、最近のライブ映像以外はほとんど既出のものなのは致し方ないかな。
というわけで、ほぼ細野さんの活動歴をわかりきった上でどうまとめていくのかなっていう感じで観てました。
とにかく音楽ジャンルの振れ幅が大きい人なので(本人の中では全部続いてますが)、あれだけの時間でまとめるのは大変なこと。
それでも最近のバンド活動を中心に持っていったのは、細野さんが「現在進行形」であるというのをしっかり出してたのでよかったです。
僕も結構多ジャンルの音楽を嗜好しますが、細野さんの影響は多大です。
というか、「細野さんが何考えてこれやってんだろう?」というのを考察するのが凄く好きなのかな?
ああ見えて意外や多弁な方なので、いろいろ追いかけていくと必ず「キーワード」が出てきて、それをきっかけにいろんな音楽の捉え方ができます。
まぁ本当に凄い人ですよ。ね。
それにしても
古き良き20~40年代のアメリカの音楽に憧れて、それをウエスタン・スウィング風に調理している今のバンドが(当時の音の再現をバンドが目指してるわけではないですが)、逆に日本人を通してアメリカの若者に新鮮に受け入れられているという物凄く不思議な光景をどうとらえていいか。
なんだか妙にもじもじしましたけど(笑)。
きっと細野さん本人が一番びっくりしてるかもなぁ。
でも、ネット時代でいろんなものがフラットになって、
良いものは良いと、国や年齢に関係なく受け入れられるこの状態はむしろ理想なんじゃないかな、と思ったり。
でも
だからこそ、その音楽が成り立つまでの「縦軸(歴史、背景)」をちゃんと捉えないとわからないことがあるんじゃないかな、とも思ったり。
細野さんが映画の中でいう「何か」ってそういう事だと
僕は理解してますけどね。