ビーチボーイズをモノラルで
最近、またちょこちょこと60年代R&Bの7インチなんかを購入してるので、先々週くらいからレコードプレイヤーのカートリッジはモノラルのまま。
で、せっかくなので休日2日間は久しぶりにビーチ・ボーイズのキャピトルのオリジナル盤モノラルを引っ張り出して大音量で浴びてます。
なかなかいろんな発見があって面白かったな。
ペットサウンズに至るまでの音の変遷、特にリバーブは各楽器によって結構工夫しながら使い分けてる。
しかしまぁ当たり前だけどさ
レッキング・クルーの面々の演奏は凄いね。
無駄なし、ツボのおさえ方完璧。
モノラルだと低音がグイと出てくるので、キャロル・ケイのすごさが際立ちます。
ビートルズでいうとポールのベースがいかにとんでもないのかというのがわかるんですよ。
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久しぶりに聴いたビーチボーイズのLP達。
個人的に好きなのは「TODAY!」かな。
粒ぞろいの名曲が目白押し。曲順も素晴らしい。このアルバムからの7インチカット数は結構あるかも(全部持ってます)。
それから「SUMMER DAYS」のB面。
ポップスの魔法がこれでもかというくらいにかかってる。
何度聴いても美しすぎて泣けてきます。
そしてなにかと無視されがちな「PARTY!」
こんなにいいアルバムもないんですけどね(笑)
これはジャケットに写ってるスナップ写真のように彼らのホームパーティーを模して録音されたのだが、
キャピトルのスタジオでちゃんと録音されているのである。
したがって音もとても良い。
曲はカバーがメイン。
ブライアンはプロデューサー業務に徹して、この架空のホームパーティー・アルバムの音つくりに専心したんじゃないのかな?
そうこれはコンセプトアルバム。
そして重要なことは
「ペットサウンズ」の一つ前のアルバムがこれ
ということ。
ここでの音つくりにブライアンは相当満足して、つまりはスタジオを使いこなせるということだが・・・音に迷いがないんだよね・・・・
次なる壮大な作品への自信を深めたんじゃないか。
と、僕は勝手に想像してるのだが(笑)
なので
決してやっつけ仕事のアルバムではないのであります。
もっと評価されてもいいのになぁ。。。