ロビー・ロバートソン自伝
ここ20年くらいの正月の過ごし方のパターンは本のまとめ読みなのだが、
今年はこの本でしたね。
ようやく完読した「ロビー・ロバートソン自伝」でした。
かなりのボリュームで読み終えるのには20時間以上かかってるけど
いやはや面白いのなんの。
やはりロビーは選ばれたストーリーテラーなんだなと感服する次第。
4半世紀経った今、ロビーがあの本にきっちり呼応して書いてるのが嬉しかった。
「あ、ちゃんとリヴォンの本、読んでたんだ」って。
ホークス時代から
やはりバンドを牽引したのはこの二人であって
この二人が完全決別してしまったからこそ
最高の形で生み出されたビッグ・ビンクとブラウン・アルバムは
特別なものなのだ。
人類の喜びと悲しみが全て詰まった稀有なレコード。
そこに至る過程とその後の崩壊を知るためには
やはり両者の言い分は読んでおかなければならない。
どちらも真実なのである。
ロビーの本でのいろんな「言い訳」があるんだが
それはリヴォンが恐らく「誤解してるんだろう」ということなんだけど
まぁそういうのもすごく可愛く感じるんだよね。
とにかくみんな運命共同体だったのが
結局両者からひしひしと伝わるのであります。
両方読んでもらいたいな。
リヴォンのは今やかなり入手困難だけど・・・・
ちゃんと返してくれれば貸しますよ。