さてさて、未だ家ではSKA漬けの生活を送っているわけでありますが。
ジャマイカ音楽好きな人だったらもちろん知ってることだけど、
スカタライツは日本の曲をカバーしています。
それが美空ひばりの「リンゴ追分」。
頭のSEが入っているのと入っていないのと。
入っているのは「ジョニー・ムーア&ザ・スカタライツ」でトップ・デックから。
入っていない方は「ドン・ドラモンド」名義でスタジオ・ワンのベスト盤に収録されてます。
1952年発売です。ひばりまだ14歳。滅茶苦茶唄上手いですねー。本当の天才です。
公式HPによると当時70万枚売れたのだとか。
この数字はちょいと疑問ですがね。戦後まだ7年しか経っていない時に戦禍をくぐり抜けたレコード再生装置を(とりわけまだSP時代ですから)どれだけの人達が持ってたんだろ、と思うと「?」ですが。
ま、でもとにかく当時戦後最大のヒット曲には間違いないのですけどね。
不思議だなぁ、って昔から思っていたわけです。
かっこいいですねー!!
オリエンタルな雰囲気がたまりません。
今回せっかくなのでいろいろ調べてみました。
また、mixiでも書き込みがありました。
まとめるとこういうことです。
1962年に英国から独立したジャマイカでは、当時ギャング映画や西部劇映画が流行っていたらしく

(このアップセッターズのジャケットもどこか西部劇風ですね:笑)
それでこの歌のタイトルを見たメンバーは
「これはリンゴ・キッドの唄だ!!」
と思い込み、レコーディングしたというお話です(笑)。
嘘みたいな話だけど
最初のSE聴くと多分そうだろなってよくわかります。
冒頭に馬の蹄の音がパカパカして
そのあとに
「HERE COMES RINGO!!(リンゴが来たぞ!)」
の掛け声から
銃声が2発。
もう確実にこれはリンゴ・キッドのテーマ曲なのです、彼らにとっては。
なるほど、ですねー。
でももう一つ疑問が。
何故スカタライツの面々はこの「リンゴ追分」という曲を知ることになったのか?
これもいろいろ考えてみました。
ちょいと長くなりますので、次回持ち越しです(笑)。