地方選挙に思うこと(写真なし)

畑仕事をやっていると、この時期は四方八方から選挙の宣伝カーの立候補者の名前の連呼が聞こえてきます。


そう。今週末は僕が今住んでいる埼玉県は鴻巣市の市議会議員選挙です。

「皆様の鴻巣を住みやすくするために、○○××を何卒よろしくお願いいたします!」


そればっかり。


選挙は行って、誰かに投票しなければいけないので

誰がどんな活動や政策や公約をしてるのか調べないと。なにせ30年ぶりに住んでいるので、誰が誰なのかまったくわからないですから。


とりあえず、選挙管理委員会が発行している選挙公報を郵便局でいただいて読みふけてみました。


でも、これだけじゃ何にも信用できない。僕だって適当ないいこと書けますからね。

「日本をとりもどす」くらいの虚言はいくらでも書けます(笑)。


なので、ネットで各候補者のHPを見てみようと検索してみました。

定数26人に対して候補者は33人。


内訳は現職19人、元職2人、新人12人です。


その中で僕の姿勢上、自民党公明党の候補者はオミットされますので、残りの候補者のHPを閲覧してみました。

すると・・・・

なんとHPを作成している人は2人しかいませんでした。


facebookとかtwitterで活動報告をしている人はわずか1人。



これじゃ、各々の政治活動をどうやって市民が知るのか?

「お願いします」というのなら、一般にも広く活動報告をするのが筋ではないのか?


と思ってしまったんですけどね。


インターネットとかSNSというメディアを全肯定する気はさらさらないのですが、


ここまである意味での「公共性」があるのですから(言葉の選び方が適切ではないかもしれません)、もう少し活用しても良いんじゃないかと

素直に思った次第です。



でも、逆から考えれば


田舎の物凄く狭いコミュニティでは


そんなことやらなくても選挙は「成立」するのも現実なんですよね。


その居住区を代表して、そこが暮らしやすいように行政を持っていく。


これが地方自治の一番のポイントなのかもしれません。


それはそれで物凄く大事なことなんですけど。


もう少し大局的な見地がある地方行政があってもいいとは思うんですよね。





今、国政がやろうとしていることは、意識ある人だったらわかると思いますが、弱者に厳しい生活を強いる内容です。


地方は国からある意味予算を決められてますし、その中で地方自治団体がどう生き方を探っていくのか、今まで以上に大事になってくると思ってます。


でないと、憲法で定められているはずの生存権さえ奪われそうな勢いですから・・・・・



福島県に矢祭町という場所があります。

小さい町ですが、地方の自治体の行政改革としては目を見張るものがあります。


有名なので知ってる方も多いとは思いますが、知らない方は是非チェックしてみてください。


http://yaplog.jp/matsudo/archive/69


僕の住んでいる埼玉県鴻巣市は、実は東京への通勤圏内でもあります。1時間で東京まで行けますので。


矢祭町とは置かれた立場が違いますが、ここなりにもう少し出来ることがあるんじゃないかな、とも思います。

ただ仕事に行って帰ってくるだけの場所じゃないと思うんですよね。


休日に買い物が楽になる大型ショッピングモールばっかり増えるのが本当の「住みやすさ」なんでしょうかね?


「メガドンキ」とか行って安いものばっかり大量に買い込んでいる人達を見ると、ちょっと疑問を感じますよね。



なんともはっきりした答えが出ない問題なんですけどね。


今回の市議会議員選挙を機会に

いろいろ考える次第です。



自分で出ればって?


無理です。



お金ないです(涙)。



でも、とりあえず定員割れしてないから、まだいろいろ意識ある人が残っている街なのかな?


鴻巣市長選は無投票当選だったみたいですが。


今回、隣の行田市長選挙が無投票当選です。「選ぶ」という数少ない権利さえ行使できない。


全ての選挙で投票率がびっくりするくらい低下していて


挙句の果てに、選挙に立候補する人さえ減っている・・・・・


投票率を下げるために躍起になってメディアを統制する自民党



史上最低な投票率なのに「世間に支持された」と虚言を乱発し、言語道断な方向に世の中を導いているのに

世の中の大半は行動に移そうとしない。全部人のせい。もしくは気がついてない。興味がない。


もういろんなことあきらめたほうがいいのかな?



いや、とう昔からあきらめてはいるんですけど


でもね。



それじゃ寂しすぎませんかね?



人に良心は存在すると思ってる「性善説派」なんですけどね。


でもさすがに厭世主義になりつつあります。



ちょっと無理かも(涙)。