14日(金) UKULELE STYLIST

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Tカシがレコーディング用にコンサート・ウクレレを買ってやってきたので、営業最後にかけたのが今日の一枚です。
 
ネルソン・ワイキキという人の「UKULELE STYLIST」というアルバム。レーベルは「TRADEWINDS」。そちらの筋では有名なレーベル、らしい。
 
スラッキー・メドレーなんかもやっているが、基本的にはイージー・リスニング・レコード。けど「MISTY」や「日曜はダメよ」なんかもやっていて、なんかたまに聴きたくなるレコードです。日系人用に「ここに幸あり」なんかもやってる。
 
ハワイアンと日系の関係する音楽というのも実はいろいろあって。。。。。まぁそのうちに。
 
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ウクレレは、ポルトガルはマディラ島の民族楽器「ブラギーニャ」という小型ギターにそのルーツを持ちます。
 
同じくブラギーニャから派生したのが、インドネシアの「クロンチョン・ギター」や、ブラジルでサンバに使われる「カバキーニョ」などです。
 
楽器の伝播を知っていくと民族の流れがわかって実に面白いもんです。
 
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93年の春、ニュー・オーリンズ~カリブへ向かう最初に友人に逢いにハワイに立ち寄った。
 
オアフ島に計4泊したのだが、僕はといえば毎日レコード屋巡り。どこにいってもやることは一緒(笑)。レコード屋と古本屋とジャンク・ショップ巡りしかしてない。
 
当時オアフ島に3店舗あった「JERRY’S」というジャンク・ショップを全部訪ねて、レコードを100枚近く購入した。
 
当時南国音楽にドップリ浸かっていたので、とにかく怪しげなレコードを買いまくった。なにせ一枚5ドル以下である。
 
当時ハワイアンの知識などギャビー・パヒヌイ関連とエキゾチック音楽のアーサー・ライマンやマーティン・デニーくらいしかなかったので、ジャケ買いしかない。
 
「匂うな・・・」と思ったのは片っ端から買った。
 
店の人に「おまえは日本のディーラーなのか?」と言われてしまったが(笑)。
 
帰ってきてから一応全部聴いたが、基本的に「観光レコード」なので、さすがに聴きこむレコードは僅かだったが。
 
結局手元に20枚ほど残して全部売ってしまいました。
 
でもこのおかげでマーティン・デニーのエキゾチック・シリーズ3作を全部揃えられたし、ギャビーの珍しい盤もゲットすることが出来た。
 
当時オシャレさんの間で、ゴミ同然のレコードに価値を見出す「モンド・ミュージック」なるブームがあって
 
おかげで売りさばいたレコードで随分儲けさせていただきました(笑)。
 
・・・・・・結局やってることは「ディーラー」と変わりなかった。サイテイだ・・・・・・・。