8日(土) ノルウェイの森

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パーティー第2弾は大学時代の同期会。
 
僕は、某御茶ノ水にある大学の「放送研究会」というところにある時期所属していたのであります。
 
で、その仲間の集まり。
 
この間、中学校の30年ぶりの同窓会が催されたばかりである。
 
昔の仲間と逢う機会がこう直近で続くと、「俺、死ぬのか?」と思ってしまうのはやっぱり歪んだ性格からなのか?
 
二つのイベントに絡む人物はWさんという男。
 
彼とは小中の同級生で
 
高校は違えども、また大学で再会し
 
45になる今までなんとなく付き合いがあるお方である。
 
そもそも、バンドマンである僕は、放送研究会に入るなんて気はさらさらなかったのだ(笑)。
 
けど、たまたまサークルのオリエンテーションに向かう高崎線で一緒になり
 
当時、所ジョージの深夜ラジオに投稿することに命を燃やしていた彼は
 
一心不乱に放送研究会のブースに向かい
 
一緒に居た僕も酒を飲まされ
 
・・・・いやいや、その前に連れて行かれた汚い部室に、同じ英文科のK田というオンナが居て、そんな雰囲気で逃げられなくなり飲まされて・・・・・あとはそのまま勢いだった(笑)。
 
でも、楽しかったな、あの時期は。Wさんに感謝してます(笑)
 
みんな貧乏でねぇ。僕はずっとそうですが・・・・・・。
 
銭湯で(当時風呂付きなんてなかったのよ)みんなで逢って、そのままS太郎の家で飲み明かしたり
 
そんなこと毎日してた。
 
・・・・・そうか、今でも変わらないか(笑)。
 
俺は「幻想の中」に生きてるのか???・・・・・そんなことはない。これでも、いやとにかく必死ですよ・・・・・・
 
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泥酔したK沢が最後一人残った。
 
「あのさ、『ノルウェイの森』聴かせてよ!!
 
村上春樹って僕らの時代流行ってたよね。S木が無茶苦茶彼のこと好きだったよね。
 
あいつは今、F士通にいるよ。・・・・・村上春樹大好きだったよね」
 
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はて、そうだったけかな???(笑)
 
確かに彼とは小説の話をたくさんした気がする。
 
中野の居酒屋で、当時恋に悩んでいた僕に
 
スタンダールの『恋愛論」を読みなさい。恋という行為が明確になるよ」
 
と朝方言われ、早速購入したのだが
 
恋愛をジャンル分けするこの本に、異常なる違和感を感じたことを思い出した(笑)。
 
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村上春樹の「ノルウェイの森」は87年刊行だ。
 
僕が大学3年生の時だ。
 
春樹は村上龍田中康夫と同じ「流行作家」というジャンルだった記憶がある。
 
読んだか?
 
読んだ。でも厳密にいうと読んでない。
 
龍も春樹も当時買ってみた。
 
でも15ページ読んでゴミ箱に捨てた(笑)。
 
まずは生活する環境が違いすぎて、リアリティーのかけらもなかったのだ。
 
月2万8千円の風呂なしトイレ共同の笹塚のアパートに棲む貧乏人には
 
昼からションベンみたいなバドワイザーを飲む生活習慣なぞひとつもなかったのである。
 
それよりも、部屋に響き渡るマディ・ウォーターズのブットいスライド・ギターの音色こそがリアリズムだったのです。
 
よって僕の印象は
 
チャラい流行作家のまま。
 
未だになぜにノーベル文学賞候補に上るのか、まったくもってわからんし、追求する気もないのであります。
 
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65年にリリースされたビートルズ5枚目のアルバムがこれ。「ノルウェイの森」収録です。
 
僕はパーロフォンのUKオリジナルを含め4枚所有している(笑)。
 
これは93年くらいに東芝からリリースされたモノミックスの再発盤。営業中にかけるのはほとんどこれ。
 
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邦題の「ノルウェイの森」という言葉の響きから、針葉樹の神秘的なイメージが付きまとうとは思うが
 
内容はというと
 
ジョンがグルーピーの若いネェちゃんの家にしっぽり泊まりこんだ、単なる一夜の情事の唄です。
 
「WOOD」とは「木」という意味であるが
 
「木材」という意味も持ちます。
 
要は「ノルウェイ製の木材」ということ。
 
ノルウェイ産の木材は当時安価で加工もしやすいので、若い女の子の一人暮らしの家の家具の象徴のような感じだったんです。
 
今の「ノキア」とか「無印」を重宝するチョイオシャレなネェちゃんと同じかな?
 
だから
 
「しっぽり泊り込んだおネェちゃんのうちも、ノルウェイ産の家具だったよ」
 
という内容(極端ですが:笑)。
 
春樹の同名の小説は結局最後まで読んでませんが
 
原曲の意味わかってタイトルに使ってるんだろうか???
 
追求する気もないし、いまさら読む気もさらさらないけどね。
 
でもね
 
 
ラソンやってる人間は信用できないんだよね(笑)