音楽話あれこれ

「追憶の泰安洋行」

長谷川博一著「追憶の泰安洋行」読了。多分、日本人がリリースしたアルバムの中で断トツで一番好きで愛着があるレコードが1976年、クラウン・レコードから発売された細野晴臣氏の「泰安洋行」だ。このアルバムの深層を徹底的に探ったのがこの本。レコー…

DR.JOHN'S GUMBO

まぁ、そうだなぁ・・・ どれだけ聴いたんだかわかんないレコードのひとつですね。 今、日本盤についてたドクター・ジョン本人による解説の和訳を再読しながら アトコのオリジナル盤を聴きなおしている。 当時はチンプンカンプンだった固有名詞が今だったら…

JUST ONE LOOK

そして当方のレコードプレイヤーのカートリッジは未だモノラルのままなのであるが。 はい。3週間もの間、家にある5~60年代のモノラルレコードを聴き倒してます。 今日はコースターズとレイ・チャールズとキング・コールだよ。 ************…

ビーチボーイズをモノラルで

最近、またちょこちょこと60年代R&Bの7インチなんかを購入してるので、先々週くらいからレコードプレイヤーのカートリッジはモノラルのまま。 で、せっかくなので休日2日間は久しぶりにビーチ・ボーイズのキャピトルのオリジナル盤モノラルを引っ張り…

ジョニさん

ごく最近のJTとジョニ・ミッチェルの写真がJT(あ、ジェイムス・テイラーね)のtwitterにアップされてて なんかグッときてジョニさんの「BLUE」を聴いてる夜です。 信じるか信じないかは置いといて 一応、ジョニさんは「当時」「奔放な女性」と 僕は認識して…

R&Bは場所で変化する

多分、「一番好きな音楽は?」とどれか一つ選ばなけりゃならないとしたら50年代のアメリカのリズム&ブルースなんだとなんとなく思う。 でも、そこから影響されいろんな地域で花開いたものも実に面白くて大好きなのだ。 いや、たまたま今はそんな気がしてそ…

ザ・バンドの終わりなき物語

夢や希望 いやとんでもない。 貧困や飢餓 それよりも、もっともっといろんなものを背負って250年前から「新大陸」に渡ってきた いろいろな人達が今まで紡ぎだしてきた良質なメロディが 時間を超えて前半のガース・ハドソンのピアノソロにすべて宿っている。 …

FANIAがきたー!!!

人生で初めて「RIMIX」なる雑誌を買った。 おそらくだがクラブ系DJ御用達の雑誌なんだろうけどね。 2007年5月号を古本で。 目的は「特集NYラテン伝説」を読みたかったことです。 ファッツドミノやエンケンさんがいなくなり大変だったのだが、…

疲れたらダイナ

嗚呼、ようやく今週の仕事が終わった。 「激務」だな。 肉体労働は大変だ。 呑み屋も「肉体労働」だったけど、 やりたいことだったので精神的疲れは、たまの人間関係くらいだった(大きいけどね(笑))。 今はやりたいことではなくて、 目の前に与えられた…

5月27日 カルメン・マキ デラシネ・ライブ@上尾プラスイレブン

今日は一日中鳴り物のない中で生活した。 テレビも音楽もなんにもなし。 聴こえるのは近所の生活音とか鳥や虫の鳴き声とか車や新幹線が通る音。 他は必要なかった。 昨日の音が頭の中にこびりついていたから。 昨日はカルメン・マキさんのライブに行ってきた…

5月18日 デヴィッド・イダルゴ&マーク・リボー ライブ@渋谷クアトロ

今週の木曜日、会社を早退して渋谷にライブを観に行ってきました。 この二人の組み合わせはどうしても観たくてね。 アンディ・アーバイン&ドーナル・ラニー スペンサー・ウィギンス ポール・マッカートニー と観たいライブは山ほどあったが、住んでるところ…

From リンゴ追分 To RINGO その3

さて、話を進めなければ。 個人的な所有物がはるかジャマイカに届くのはなかなか可能性が低いというところまで前回書いた。 あとはどんな可能性があるか、だ。 この「りんご追分」がアメリカで発売されていれば、可能性はなくはない。 美空ひばりは1950…

From リンゴ追分 To RINGO その2 (ちょっと脱線)

さて、「りんご追分」は日本からどうやってジャマイカまで旅立ったのだろうか? それを考察する前に少し話は脱線する。 僕の目の前でこの「りんご追分」を唄った大物アーティストがいる。 それは米国ブルース界の重鎮、ボビー’ブルー’ブランドだ。 30年ほど…

From リンゴ追分 To RINGO その1

さてさて、未だ家ではSKA漬けの生活を送っているわけでありますが。 ジャマイカ音楽好きな人だったらもちろん知ってることだけど、 スカタライツは日本の曲をカバーしています。 それが美空ひばりの「リンゴ追分」。 スカタライツのこの曲には2ヴァージョン…

ジャズなSKA

年末に長い間お世話になってるスカ・フレイムスの11年ぶりのスタジオ録音「TURN UP」を購入して、 なんと私も10何年振りかでスカ・ブームが到来しているのであります(笑)。 で、youtubeで60年代のオリジナル・スカの映像、特に中心的な存在だったスカタラ…